一覧へ戻る

方程式の学習は、いつ始められる?

高校2年生 数学の教師になってみたいととても思った。とても興味深い講義だった。とても有意義な時間だった。
高校1年生 とてもわかりやすく、教育に興味がわきました。
高校1年生 もともと興味がありましたが、それをさらに深めることができました。認知症についてより多くの知識を学びました。ありがとうございました。
高校1年生 小学生の頃から算数が好きで、方程式を使わずに問題を解く方法ばかり学んでいたが、小学生でも方程式を理解できると聞いて驚いた。数学教育学に興味を持てた。
高校1年生 数学・算数について、この学年にはこのことを学ばせる、といった固定概念を取り除くことが大事だと感じた。数師になったら子ども達の可能性を広げていきたい。
高校1年生 数学の先生になりたい!と強く思った。
高校2年生 数学教育学というものを、初めて知って、興味がわきました。
高校1年生 考え方が違うだけで変わることもあるとわかりました。
高校2年生 わかりやすかったです、ありがとうございました。
高校2年生 先生になってみたいと思いました。
高校2年生 とても有益な情報を得ることができました。
高校3年生 低学年からでも方程式がとけることが意外だった。将来は理科の教師を目指しているので、参考になることも多く、おもしろかった。
高校1年生 数理認識という考え方を学び、身近な例と結びつけて下さりとても分かりやすかった。
高校1年生 方程式というものを新たな視点から見るということによって数学のイメージが変わった。
高校1年生 方程式は中2、3とかで習うけれど小学校低学年でも教えれば解けるようになるんだなと思いました。とても面白かったです。
高校2年生 貴重な時間をいただきありがとうございました!方程式の学習についての関心が高まりました。
高校1年生 ありがとうございました!

さらにコメントを見る

関心ワード
  • 算数 、
  • 教育 、
  • 数学 、
  • 心理学 、
  • 方程式 、
  • 分数 、
  • 学習指導要領

講義No.g009859

「数理認識」を心理学的に解明し、数学教育に活用しよう!

方程式はなぜ中学校で習うのか?

 分数や図形、統計、確率などを、どのようにとらえているか心理学的に解き明かそうとする「数理認識」という研究分野があります。例えば「X+3=5」という方程式についての子どもの数理認識があります。現在、日本の学習指導要領では、方程式は中学1年生で習います。しかしなぜ中1なのか、明確な科学的根拠はないのです。アメリカや旧ソ連下の諸外国などでは小学校で方程式を習いますが、理解度で問題視される事実はありません。

ひっくり返すだけで「式の質」が大きく変わる

 例えば、「X-3=5」と「8-X=5」という数式を考える場合、実は両者にははっきりとした質の違いがあります。前者を解くとき、子どもは「引き算のある方程式を解くには、逆算して足し算しよう」と理解して「X=5+3」と思考します。それは、「X+3=5」が、足し算ですから逆に引き算して「X=5-3」とする解き方を前の時間に学んだからです。
 ところがこの思考を「8-X=5」でも利用して、「X=8+5=13」とする子どもが必ずいます。一方で、小学校の低学年の子どもでも解くことができることも明らかになりました。ですから、子どもたちの誤認識の過程を明かせば、数学教育も変わるでしょう。

あえて間違えさせることで深い学びに

 またほかのよくある誤認識の例に、「2メートルのテープの、2分の1メートルの所に印をつけてください」というのがあります。すると大人でも「2メートルの2分の1」と考え、1メートルの所に印をつけてしまうことがあるのです。しかし答えは「2分の1メートル=0.5メートル=50センチ」ですから線の4分の1の所に印をつけなくてはなりません。
 教育手法として、こうした誤認識をクローズアップすると、かえって強烈なインパクトとなり、深い理解につながる可能性が高くなります。このように、数学が子どもたちの頭の中でどのように整理されていくかを解明する数理認識という分野を発展させることで、未来の数学教育がよりよいものになると期待されています。

この学問が向いているかも 数学、数学教育学、教育学、教育心理学

福山市立大学
教育学部 児童教育学科 講師
太田 直樹 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 教育学部は全国のいろいろな大学にあり、教員免許はそれらのどこに行っても取得できますが、実は統一された「講義内容」や「講義方法」があるわけではありません。同じ数学教育学でも、教える先生や大学によって大きな違いがあります。
 教育学に興味があり、将来は学校の先生になりたいと考えているなら、偏差値の高い低いや、交通の便だけで大学を決めるのではなく、自分が将来どういう考え方で、どういう力をもった先生になりたいか、どういう研究をしている教員のもとで勉強したいかをよく考えて、大学選びをしてください。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から算数が好きで、中高生の頃には、友人に数学の解き方を教えてと言われ「この問題をどう伝えたらわかってくれるんだろう?」と考えるようになります。それは裏を返すと「どのように考えているから間違えてしまうのか?」ということでした。そしてうまく教えることができたときに、「なるほど、そうなっているのか」と言ってもらえるのが嬉しくて、数学の先生をめざすようになります。大学では子どもたちに多く見られる誤りの傾向を知り、子どもたちが数式をどうとらえているのかを知る数理認識という研究分野と出合いました。

大学アイコン
太田 直樹 先生がいらっしゃる
福山市立大学に関心を持ったら

 福山市立大学は、福山市が設置する公立大学、4学期制による効果的な履修、4年間を通じた少人数参加型授業や、街と一体となったキャンパスを拠点に、福山市全体をフィールドとした体験型授業の充実が特色です。公立大学の特色を生かし、教育学部では地域の教育・保育施設との連携により実践力のある教育者・保育者を目指します。都市経営学部は全国初の学際的な学部で、環境を基盤として工学系、経済学系、社会学系の3つの領域を総合的に学び、持続的な都市社会の発展を担える人材を育成します。