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植物に花を咲かせる「フロリゲン」

高校1年生 分かりやすい説明、ありがとうございました。「フロリゲン」は今生きる社会でも必要な知識だと思ったので良かったです。
高校1年生 フロリゲン、実際に発見されたものを見ることができて良かったです。またフロリゲンがこんなにも大きな働きをしていることを知り、すごいなと思いました。
高校1年生 フロリゲンの可能性が理解できた。
高校1年生 地球温暖化が進んでいる中でこの研究はとても大切なものだということが分かりました。
高校2年生 今まで「花が咲く」という現象に何の疑問も抱いていなかった自分が、この講義を聞いて「面白い」と感じました。
高校1年生 これを見て農業の大切さと、植物工場を普及させる意味が分かった。とても貴重な経験をありがとうございました。
高校1年生 わかりやすいプレゼンで今後の生活に役立てると思います。
高校2年生 たいへんおもしろくて、ためになるこうぎでした。
高校2年生 フロリゲンの中身がわかりやすかったです。フロリゲンによって花の咲く時期が変わるのは興味深かったです。
高校2年生 将来役にたてると思いました。
高校1年生 世界も注目している“フロリゲン”について知れてよかった。もともと植物が好きだが、より好きになれた。
高校2年生 去年まで使っていた教科書にフロリゲンのことが書かれていたのでものすごくおどろいた。
高校1年生 花について興味があったし、フロリゲンについて知れて良かった。
高校1年生 フロリゲンについて名前は知っていてもタンパク質ということは知らなかったため、驚きました。
高校1年生 それほどこの分野には興味がなかったが「花が咲く」という単なる事象でもすごく深いと感じました。
高校1年生 とても面白かったです。新たに視野が広がりました。
高校1年生 自分も植物を育てるのでとても興味がわきました。
高校1年生 フロリゲンのことが分かりました。実験の面白さ、魅力が分かりました。説明が分かりやすかったです。横浜市立大学に興味を持ちました。
高校1年生 植物を見たときに抱く疑問から研究を発展させ、今まで誰もみたことのない物を発見していてすごいと思った。フロリゲンが発見されて、それをさらに調べているところに興味をもった。
高校2年生 フロリゲンについて知ることができました。
高校2年生 時間を調節して開花を遅らせたり早めさせたりするホルモンがあるなんてすごいなと思いました。
高校1年生 「フロリゲン」についてや、研究の成果として、教科書に写真がのったなど身近なことに関係して話が進められていて面白かったです。北海道の米づくりも興味がわきました。
高校2年生 「フロリゲン」という一つのタンパク質ホルモンから様々な可能性が生まれることが具体的にわかってとても興味がわきました。
高校2年生 開花を司どるフロリゲンについてもっと知りたくなった。
高校1年生 植物は時計遺伝子や生物リズムのおかげで季節をにんしきしていることがわかった。
高校1年生 フロリゲンがどういったものなのか、とてもよくわかりました。
高校2年生 とてもわかりやすかった。部活の実験でも植物ホルモンを使用したことがあるのでとてもおもしろかった。
高校2年生 植物ホルモンのフロリゲンという物質を調節することで、花の咲く時期をずらすことができるという発見がおもしろかったです。生物時計にも関係するのが驚きでした。
高校1年生 とてもすごいと思った。ぜひとも今後の研究をみたい。
高校1年生 フロリゲンがなにか分からなかったけれど、丁寧に説明してくださったので分かり内容も理解できました!
高校2年生 教科書には載っていないフロリゲンの話がきけて本当によかったです!!
高校2年生 理学について触れることがあまりなかったので、理学に興味をもつきっかけになりました。

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関心ワード
  • 花 、
  • 食糧(食料)問題 、
  • 植物 、
  • 遺伝子 、
  • 植物ホルモン 、
  • フロリゲン 、
  • ホルモン

講義No.g009096

どうして花は周期的に咲くの? 花を咲かせるホルモン「フロリゲン」とは

幻の植物ホルモンが、ついに正体を現す!

 19世紀の昔から、花を咲かせるための決定的な物質があるといわれていました。1937年、「フロリゲン」という物質の存在が予言されます。しかしずっとその正体はわかっておらず、「幻の植物ホルモン」といわれていました。2000年代に分子遺伝学が進展したのにともない、2007年、フロリゲンの正体は一般の植物ホルモンのような低分子の化合物ではなく「遺伝子にコードされたたんぱく質」だということが解明されました。そして撮影されたフロリゲンの写真は文字通り教科書を書き換え、ついには高等学校生物の教科書の一項目として取り上げられるようになりました。

どうして、桜は春になると咲くのか

 春に咲く花は、必ず毎年春に花を咲かせます。それはなぜでしょうか。植物は葉で季節を感知し、植物ホルモンであるフロリゲンを生成し、フロリゲンを茎の先端まで輸送し、花芽を作ります。そしてある一定の条件がそろうと花を咲かせるのです。
 例えば桜の場合は、花が咲き終わった初夏頃に花芽を形成します。そして翌年の2月以降に暖かくなると花が開くのです。フロリゲンは「花芽を作る」という役割を担っていて、その後温度を感知して開花するのです。

花が咲く時期をコントロールして食糧問題の解決へ

 植物は、花が咲く時期によって実をつける時期が決まります。花を咲かせるタイミングを失敗すると、その個体は子孫を残せないので、いつ花を咲かせるかというのは植物にとって大問題なのです。例えばパスタ用の小麦は、日本ではうまく作れません。花が咲く頃に梅雨に入ってしまい、穂がついたときに雨による水分で芽が出てしまうためです。この問題も、花が咲く時期を前倒しできれば解決できます。
 今後は、稲や小麦などの花が咲く時期を変えることで、生産物の収穫時期を人為的にデザインすることが可能であると考えられています。フロリゲンの研究を進めることで、激変する地球環境にも負けない食糧増産にも貢献できると期待されているのです。

この学問が向いているかも 生命科学

横浜市立大学
理学部 理学科 准教授
辻 寛之 先生

メッセージ

 自分は何を大事にしているのか、何が面白いと感じるかを大切にしてください。例えば「プロ野球の選手になりたい」ということではなく、「野球をずっとしていたい、野球をすることが面白い」と思うことが大切なのです。すると、たとえプロ野球選手になれなかったとしても、靴やバットを開発する仕事に携わったり、社内の野球チームでプレーを続けたりすることができます。ぜひ、職業名ではなく、「自分は何を大切にして生きているのか」「自分は何をしている時に面白いと感じるか」を大切にして、今後の進路を選択してください。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から、「ものの仕組みを明らかにする」ことに興味がありました。小学生の頃には、テレビゲームのパスワードをさまざまな組み合わせで変えてみて、何が起こるかを観察していました。
 この「仕組みを明らかにする」ことへの探究は現在の研究にもつながっています。芽を作り、花を咲かせることに関係している「フロリゲン」という植物ホルモンの研究をしており、現在も小学生の頃のように、フロリゲンに関する因子のアミノ酸配列を一つずつ入れ替えて、何が起こるのかを観察しています。

大学アイコン
辻 寛之 先生がいらっしゃる
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