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講義No.09829

子どもたちの未来をつくるICT教育

未来を生き抜く力を育む

 教員は、10年後20年後に日本を担っていく、子どもたちの未来をつくる仕事です。小学校でのプログラミング教育が必修化となり、ICT(情報通信技術)教育は不可欠になっています。これまでとは異なる、情報を活用した教育を新しくつくり出す時を迎えているのです。
 また、たった数年で高校生のスマホの普及率が90%以上に跳ね上がるなど、加速度的かつ複雑に社会が変化しています。将来の予測が不確実な時代を子どもたちが生き抜くための新しい教育スタイルも、同時に求められています。

大変革が求められる学校教育

 ICT教育のテーマは大きく分けて2つあります。まず、授業の中でいかにICTを活用するかということ、もう1つは子どもたちの情報活用能力を養うことです。授業でのタブレットの活用も当たり前になるでしょう。バラバラで膨大な情報から取捨選択したり、得た知識を活用したり、必要な情報を探し出し、読み解く力が必要となります。
 ですから、教師が教壇で正しい知識を教え、1つの答えを与えるというこれまでの教育とは異なる変革が求められます。例えば理科なら、問は共有しつつも、グループごとに異なる状況でどんな現象が起こるかといった多様な答えを考えさせる工夫が必要です。そして異なる答えをクラス全体で共有し、規則性を見出す際にICTが活躍します。自由な発想で柔軟に考えることや、理論をベースにした学び方のプロセスが重視されていくでしょう。

いかにICTを活用するかが大切に

 もちろん、ベースとなる知識は必要ですが、それを活用して「たくましくしなやかに生きる力」を身につけられる、「主体的・対話的で深い学び」がより大切になります。この実現には、人がどのように記憶し、意味を理解するかといった認知心理学も深く関わってきます。
 ICTは魔法の道具ではありません。子どもたちを育てるためにどう活用するかが重要であり、試行錯誤しながらの研究が進んでいます。「受け身」から「主体性」へ、「暗記」から「理解」の教育へと転換が始まっています。

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この学問が向いているかも 教育工学

愛知教育大学
教育学部 情報教育講座 准教授
梅田 恭子 先生

先生の著書
メッセージ

 これからの時代をたくましく柔軟に生きる子どもたちを育てるために、教員の役割がますます重要になっています。主体的に協同的に学ぶ姿勢を育むことや、それらにICTを活用することがさらに求められ、教育は大きく転換しています。
 今、自分がどのように学んでいるか、先生はどう教えているか客観的に見てみてください。「主体的・対話的に深く学ぶとは何か」を考えながら教育を見つめ直せば、教える側になる時の足がかりとなってくれます。今から始まる新しい教育を一緒に考えていきましょう。

先生の学問へのきっかけ

 第一志望であった医学部受験がうまくいかず、次に興味のあった教員をめざしました。母が教員で、結婚や子育てと両立しやすそうに思えたことも大きな理由でした。当時はパソコンが急速に普及し始めた頃で、大学院ではブラウザを開発する人もいて、その影響から教育工学にも惹かれ、教育学も情報学も扱う文理融合の学問分野へと進みました。失敗を経験しながらも生きる道を見つけられたのは、柔軟に対応できたおかげだと思っています。今は、ICTをどのように活用すれば、子どもたちがしなやかにたくましく育つかを考えて研究しています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

小・中・高等学校の教員/公務員/教育関係の企業/大学院進学

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梅田 恭子 先生がいらっしゃる
愛知教育大学に関心を持ったら

 7月20日(土)にポートメッセなごやで開催される大学研究&学問発見のための国公私立大 合同進学ガイダンス「夢ナビライブ2019名古屋会場」で、梅田恭子先生が【子どもたちの未来を創る教育でのICT活用】というタイトルの講義ライブを13:30から実施!全部で206名の大学教授が講義ライブを実施するほか、本学を含む145大学が個別ガイダンスを実施します。詳しくは
 https://yumenavi.nagoya(パソコン、スマホ、ケータイ共通)をご覧ください。

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