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講義No.09672

口の健康から体全体の健康を支援する歯科衛生士とは

肺炎や心疾患とも関係がある口の中の健康

 口腔(こうくう)保健学とは口の中の健康について考える学問です。口の健康は、むし歯や歯周病だけにとどまらず、体全体の健康とも密接に関係があります。
 例えば歯周病と糖尿病は一見なんの関連もないようですが、両者には深い関係があります。歯周病は糖尿病を悪化させる原因になりますし、また逆に、糖尿病を患っていると歯周病が悪化する原因になるのです。また、歯周病の菌が血管に入り込むと、そこから脳や心臓に菌がまわってしまい病気を引き起こすことも知られています。妊娠している女性が歯周病にかかっていると、早産を引き起こすリスクも高まります。また、高齢になり、食べ物がうまく飲み込めなくなると、唾液や食べ物が気道に入ってしまい、それが誤嚥性(ごえんせい)肺炎を引き起こすこともあります。

今後ますます広がる歯科衛生士の活躍の場

 現在ではまだ「歯科衛生士=歯科医師の補助」といったイメージが強いかもしれません。しかし、欧米においては、歯科衛生士という職業は、高い専門性を持った非常に地位の高い仕事です。高齢化社会が進む日本においても、口の健康を通してその人の体の健康や生活を支援することのできる歯科衛生士の活躍の場は、今後ますます広がっていくと考えられています。

口の健康は人生の質にも影響

 歯周病で歯が抜けてしまったり、噛む力が弱くなると、食事量が減ります。そうなると体力が低下して、病気にかかりやすくなったり、精神的な意欲が低下して、外出や、やりたいことができなくなったりします。このように、口の健康を保つことは体全体の健康、そして生活の質にもつながっているのです。
 大事なのは病気になってから治療するのではなく、病気を未然に防ぐという意識です。健康寿命を延ばす歯科衛生士の役割は今後、病院だけでなく介護施設や在宅ケアの場面でもさらに重要になるでしょう。

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この学問が向いているかも 口腔保健学

明海大学
保健医療学部 口腔保健学科 講師
三分一 恵里 先生

メッセージ

 歯科衛生士になるために必要な勉強は、大学で一から学ぶ科目がほとんどなので、まずは基礎的な学力を身につけるために、今の勉強にしっかり取り組んでください。
 また歯科衛生士は、歯科医師や患者さんなど、日々多くの人とかかわる仕事です。人とのかかわりに興味を持ち、機会があればいろいろなことにチャレンジして、有意義な高校生活を送ってください。口の中から体全体の健康を考える歯科衛生士の可能性は、今後ますます広がっていくでしょう。

先生の学問へのきっかけ

 歯科衛生士の3大業務とは、むし歯や歯周病を予防する「歯科予防処置」、歯と体の健康を保持する「歯科保健指導」、歯科医師やさまざまな職種と協働で診療に当たる「歯科診療補助」です。私も、大学入学当初は「歯科衛生士=歯科医師を補助する人」というイメージでした。しかし大学で勉強を続ける中で、人にとっての食事の重要性に気づきます。食べることは栄養を補給するだけでなく、楽しい食事が、楽しみや生きがいのある豊かな人生につながります。歯科衛生士の仕事が、人の楽しみや生きがいを支える仕事であることに気づいたのです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

病院/介護・福祉施設/行政(保健所・保健センター)/歯科関連企業/歯科衛生士教育機関で勤務する歯科衛生士

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三分一 恵里 先生がいらっしゃる
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 「国際未来社会で活躍し得る有為な人材の育成」を建学の精神に掲げる本学では、600人を超えるさまざまな国籍の留学生との交流や積極的な海外研修・留学の推進など国際交流の機会が豊富にあります。
 また、国際観光都市にある「浦安キャンパス」は門もフェンスもない開放的なキャンパスで、おしゃれなマンションや美しい街並み街の中にあります。
 外国語(日本語・英米語・中国語)、経済、不動産、ホスピタリティ、保健医療(口腔保健)を実践の中で学べる場、それが明海大学です。
 ※オープンキャンパス情報など公式HPをご覧ください。

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