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講義No.09568

心理学で学ぶ、緊張との付き合い方

心理学を学べば緊張する仕組みがわかる

 たくさんの人の前で話すと、緊張して上手に話せなくなる人は多いでしょう。緊張すると、言い間違いをしてしまったり、頭が真っ白になってしまったりします。心理学を学べば、人間がどういう原因や仕組みで緊張するのかがわかるようになります。そして緊張する仕組みがわかれば、冷静に対処することができます。緊張の原因がどこにあるのかがわかり、自分を客観的に把握することで、緊張と上手に付き合っていけるようになるでしょう。

自分で自分に注目し過ぎると

 人はなぜ緊張するのでしょうか? 「今日は絶対に緊張しないぞ!」と気合いを入れるだけでは乗り切れません。緊張の原因のひとつに「自己注目」が挙げられます。これは、必要以上に自分で自分に注意を向け過ぎてしまうことです。例えば、面接のときに「部活を途中でやめてしまったことを聞かれたらどうしよう?」といった具合に、自分のネガティブな点だけに目を向けてしまう経験をしたことはないでしょうか。自分が思っているほど他人は自分を見ていません。自分に注目し過ぎて不安になるのではなく、周りに注意を向けることで緊張をある程度和らげることができます。

緊張と上手に付き合う方法

 人前で話すときは誰でも緊張します。周りもあなたがそのような状況に置かれていることをわかっていると考えてみましょう。可能であれば、緊張していることを口に出してみると少しラクになるかもしれません。気にしている自分の弱点を隠そうとするのではなく、オープンにしてしまうのです。実は自分の感じ方と周りの感じ方は異なります。例えば、手の震えは自分ではものすごく震えているように感じますが、客観的に見たら大して震えてはいないかもしれません。不安と緊張を無理に取り除こうとするのではなく、上手に付き合っていけばよいのです。
 不安や恐怖は危機を知らせてくれる感情で、生物が生きていく上で欠かせません。自分が緊張していることを認識しながら、緊張の背後にある不安と共存していくのが理想の状態といえるでしょう。

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公的自己意識と対人不安

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不安はどのように高まる?

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対人不安を克服する方法その1

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この学問が向いているかも 心理学

埼玉学園大学
人間学部 心理学科 講師
泉水 紀彦 先生

メッセージ

 いろいろな本を読んだり、友だちとたくさん遊んだり話したり、部活に打ち込んだり、心が動く経験をしてください。私は高校時代にサッカーをしていたので、時には激しく、時には地道に練習や試合に取り組んでいました。その中で、いい気持ちになることもあれば、気持ちのよくないこともありました。
 こんな経験をするとこういう気持ちになるんだ、ということがわかると自分の理解にもなりますし、それが他人の理解にもつながります。何であれ、あなたが一生懸命取り組んだ経験は、きっと自分のためになるでしょう。

先生の学問へのきっかけ

 高校1年生の時に、ある傷つき体験をしました。この時、傷心の私を勇気づけてくれたのが図書館で出合った心理学の本でした。心理学のおもしろさに感銘を受け、大学で本格的に学ぶことにしました。当時は携帯電話が普及してきた頃で、人と人とのコミュニケーションの形にも変化が生じてきた時期でした。人の不安や心の問題はどんな仕組みになっているのかに興味がわき、大学院に進学してより本格的な研究の道に進みます。実際に人にスピーチをしてもらい心や行動の変化を調べるなど、研究に没頭する日々を送りました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

児童相談所・児童福祉司/家庭裁判所・調査官/教育相談機関・相談員/スクール・カウンセラー/キャリア・カウンセラー/マーケティング/データサイエンティスト

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泉水 紀彦 先生がいらっしゃる
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 少人数&担任制の親身な教育指導で「教員免許状・資格取得」と「就職」に強い大学
 ●人間文化学科
 歴史、文学、文化、英語を中心に学び、国際的教養を備えた人材を養成。[中学校・高等学校教諭一種(国・英・社・地歴) 司書 学芸員 など]
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