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講義No.09559

子どもや相手の「良いところ」を発見できるポジティブ心理学

ポジティブ心理学とは?

 「ポジティブ心理学」とは、これまでの精神病理などネガティブな面に焦点を絞りがちだった心理学の流れに対して、人が持っているさまざまなポジティブな機能を研究していこうとする、心理学の新たな取り組みです。ポジティブ心理学では、例えば「人が本当に幸せを感じるにはどうすればよいか?」、「人が持つ強みにはどんな効果があるか?」など、さまざまなテーマで研究が行われています。また、カウンセリングの技術の中にも、相手をポジティブな気持ちにさせる技術がたくさんあります。

性格的な強みとは?

 あなたは、「自分の強みは何ですか?」という質問に、どれだけ具体的に答えられるでしょうか? そして、周りにいる人が持っている「強み」をすぐに見つけられるでしょうか? ポジティブ心理学では、人の性格的な強み(良い部分)をリストにした、「性格に関する強み一覧」があります。例えば、「親切心がある」、「好奇心が強い」、「謙虚に人の話が聴ける」、「ユーモアがある」などです。自分の性格的な強みに気づき、強みを日常生活で活用できると、精神的に健康で、幸福を感じやすくなり、相手の強みに気づきやすくなるなどの効果があることがわかっています。教育者やカウンセラーをめざす人は、自分や周りの人の「強み」に気づける力を高めることが大切です。

人の弱みに向き合う方法:リフレーミングとは?

 もし友だちに、「私はこんなダメなところがあるんだ」と相談されたら、どのように答えますか? カウンセリングの技術の1つとして、相手の弱みを受け止めながら、それを別の角度から見ていこうとする技術、「リフレーミング」というものがあります。例えば、「僕はとても“考え込みやすい”んだ」と言われたら、「それって、“いつも一生懸命ものごとを考えている”からじゃないかな?」などと伝えることができます。このような技術を磨くことで、悩んでいる誰かと接するとき、前向きでポジティブな気持ちにさせることができる教育者やカウンセラーになれるでしょう。

夢ナビライブ2019 東京会場

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なぜネガティヴ感情が多いのか

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「強み」の認識の効果

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リフレーミングという技法

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講義を視聴する(30分)

この学問が向いているかも 心理学、教育学、保育学、臨床心理学

埼玉学園大学
人間学部 子ども発達学科 講師
高橋 誠 先生

メッセージ

 あなたには、高校時代に積極的にいろいろな体験をしてほしいです。自分の中に楽しい思い出や経験がある分、それだけ他人の気持ちや体験に共感したり、相手の良さ=強みに気づける人になれると思います。自分がわくわくするくらい楽しい経験を高校時代にたくさんしてください。また、挫折やネガティブなことも、それを大事な経験として自分の中で消化できれば、結果として自分の「強み」に変えることができると思います。教師やカウンセラーをめざす人は、どんな経験も「財産」にして、自分の生きる力に変えていけたらよいですね。

先生の学問へのきっかけ

 大学は国際関係学部ヨーロッパ専攻に進学し、在学中に福祉に関する論文を書き、この頃から心理学にも興味を持っていました。卒業後は一般企業に就職しましたが、カウンセリングの勉強を独学で始め、その後に大学院の臨床心理学コースに進学して、臨床心理士の資格を取得しました。企業の復職支援、病院、教育センター、小中学校などでのカウンセリングの経験を経て、現在もスクールカウンセリングの仕事を行いながら大学で教壇に立っています。カウンセリングでは、相手の良い面や強みを生かしながら問題を解決することをめざしています。

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高橋 誠 先生がいらっしゃる
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 ●人間文化学科
 歴史、文学、文化、英語を中心に学び、国際的教養を備えた人材を養成。[中学校・高等学校教諭一種(国・英・社・地歴) 司書 学芸員 など]
 ●子ども発達学科
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