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講義No.09554

食事と運動がスポーツ選手の身体をつくる

スポーツにおける栄養の重要性

 近年は、スポーツ選手の食事管理がメディアでもよく取り上げられるようになり、栄養を正しく摂ることの大切さが浸透してきています。スポーツ選手も自分で栄養や食事を管理する人が増えてきました。「スポーツ栄養学」という分野では、競技スポーツ選手の栄養管理を目的に、さまざまな研究をしています。スポーツ選手のパフォーマンス向上や一般人の健康づくりには、運動に加え、適切な栄養摂取が必須である、ということが基本の考え方です。

必要な栄養は競技によって違う?

 必要な栄養素は基本的に一般人と同じですが、スポーツ選手は運動量が多いため、それに見合った栄養摂取をすることが求められます。またいつ食べるか摂取タイミングも大切です。さらにスポーツの種類によっても重視される栄養は異なってきます。マラソンや駅伝など持久系のスポーツの場合、エネルギー補給が重要なので、糖質をしっかり摂ります。ラグビーなどコンタクトプレイの多い競技では、怪我をしにくい強い身体づくりのための栄養補給を考えます。
 いずれにしても、よいコンディションをつくって身体的なパフォーマンスを上げることが目的です。例えば筋肉をつけたいと思ってひたすらトレーニングを積んでも、それに見合った栄養を摂取しなければ、筋肉をつくることができません。ただタンパク質を摂ればよいわけではなく、運動した後に摂取することで、きちんと筋肉になるのです。

スポーツ栄養学の進化

 研究が進むにともなって、スポーツ医療やスポーツ栄養学の知識も変化してきました。昔はスポーツの活動時には水を飲んではいけないとされましたが、今では適度な水分補給がすすめられています。こうしたスポーツ栄養学の研究は、トップアスリートのためだけでなく、ジュニア世代の選手や地域でスポーツを楽しんでいる人たちにも有用なものです。スポーツ指導者をはじめ多くの人に栄養の正しい知識やスポーツを科学的に考える発想が広がっていることが、スポーツをする人たちの意識に変化をもたらす一因となっています。

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この学問が向いているかも スポーツ栄養学

帝京大学
医療技術学部 スポーツ医療学科 講師
横田 由香里 先生

先生の著書
メッセージ

 スポーツ医療学科に入ってくる人は、アスレティックトレーナーやスポーツ指導者をめざす人、体育の教員をめざす人など、さまざまな目標を持っていますが、スポーツの現場では食事がとても大切なものだという意識を持っておいてください。「スポーツ医療」という分野には、実にたくさんの切り口があり、栄養学もその一つです。
 スポーツ医療学科ではスポーツを多面的に学べるので、自分が指導する立場になったときに、それがきっと役に立つはずです。自分の中の引き出しをたくさん持っておきましょう。

先生の学問へのきっかけ

 昔から料理が得意で、中学生の頃には将来はシェフになりたいと思っていました。そのために、栄養学を勉強しようと考える一方、スポーツも大好きで、アルペンスキーやソフトテニス、陸上の長距離などを経験していました。当時日本にも浸透し始めていたスポーツ栄養学は、まさに自分の好きなものが組み合わさった分野でした。大学卒業後は、老人ホームの栄養士も務めますが、その中で、栄養を摂るだけでなく適度な運動が必要だということを実感し、その後はスポーツ栄養の専門家として、さまざまなアスリートのサポートを手がけてきました。

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横田 由香里 先生がいらっしゃる
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 医療系・文系・理系と幅広い分野の10学部32学科を擁する総合大学です。文系学部を中心とした八王子キャンパスでは、約15,000人の学生が学んでいます。東京多摩丘陵の自然豊かな景観に位置し、キャンパスリニューアルにより新校舎棟「SORATIO SQUARE(ソラティオスクエア)」が2015年9月完成。
 2017年11月には2期エリアが完成し、「帝京大学総合博物館」をはじめとした、施設・設備が整備され、教育指針である「実学」「国際性」「開放性」を柱に、自ら未来を切り拓く人材を育成しています。

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