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講義No.09461

学んだ知識を組み立て、新しいものを創造する力を育てる方法とは?

年号を覚えるのが歴史学習ではない

 かつて歴史の授業では、例えば「平安京に遷都したのは何年ですか」という問題に「794年」と答えることが求められてきました。しかし、現在の小学校では、単に出来事と年号を覚える歴史学習は重視されなくなりました。今、重視されているのは、その時代にどういう流れで世の中が動いたか、歴史を現代に生かせる部分はあるか、という観点です。
 ブロック遊びを想像してみましょう。ブロックのピースをたくさん集めただけでは、何かの形にはなりません。それを組み上げてはじめて、車や家などの形を成すことができます。

「生きる力」を育む教育

 幼稚園から高校までの教育カリキュラムの基準を記した学習指導要領は、2017年に改訂されました。小学校の学習指導要領は、学習指導と生徒指導によって「生きる力」を育むことを主眼としています。学習指導においては、ただ知識を学ぶだけでなく、学んだ知識を組み立て、新しいものを創造できる力をつけさせることをめざしています。OECD(経済協力開発機構)が実施している「国際学力調査(PISA)」で求められる、学んだ知識を実社会で活用する力を身につけ、グローバル化時代に活躍していける能力が「生きる力」です。

大事なのは「イメージ化」

 小学校の教師には、難しいことをやさしく教える技能が必要です。そして、やさしいことをわかりやすく、わかりやすいことを楽しく伝えることが求められます。そのために有効なのは、「イメージ化」です。文字だけの情報に、具体的なイメージを与えることで、理解を助けるのです。例えば、歴史の年表も、単なる事実の羅列ではなく、つながりのある一つの読み物として「イメージ化」してとらえられるようにするのです。
 小学校の教師は、長い時間、子どもと接し、すべての科目を教えますから、子どもの成長に大きな影響を与えます。子どもの豊かな人間性の育成に関わる難しい仕事だからこそ、やりがいもある仕事だと言えます。

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この学問が向いているかも 教育学

共栄大学
教育学部 教育学科 教授
光野 公司郎 先生

メッセージ

 まじめな人ほど、細部に気を取られ、部分を積み上げようとしがちです。しかし、学校の先生になるには、むしろ全体を把握する力のほうが大切です。部分の積み重ねは、全体にはならないからです。
 小学校の教師というのは、とても難しい仕事ですが、同時に、世界一素敵な仕事であると私は考えています。なぜなら、20年後、30年後の日本を作っていくのは、間違いなく今の小学生たちだからです。あなたが教師をめざしているのなら、そんな子どもたちを教えていくのだという意識を持って、がんばってください。

先生の学問へのきっかけ

 お金儲けが学べるかもと考え、大学は商学部に進学したのですが、講義が面白いと思えず、自分には合わないと感じて、改めて教育学部に進学し直しました。両親が教師をしていた影響もあり、自分に向いていると思うとともに、生きた人間を相手にするため反応が直接返ってきて、手ごたえを得られる仕事であることに魅力を感じたのです。
 20年間、小学校の教師を続け、その後、教育委員会の指導主事を務めました。教育現場の問題点を目にしてきた経験を生かし、今後は教師になる人間を育てる仕事をしようと考え、大学の教員となりました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

小学校教諭/放送業界教育コンテンツ制作/カウンセラー(不登校)/放課後教室(発達障がい)/学校事務

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光野 公司郎 先生がいらっしゃる
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 一人ひとりに目が行き届いた中で、座学だけではなく授業で学んだ知識を実際のビジネス・観光・スポーツや教育の【現場】で実践する。
 それが共栄大学の学びのスタイルです。1年次より、将来のビジョンを担当教員とじっくり話す時間を設け、さまざまなプログラムを通じて自ら道を切り拓き、社会で活躍できる人材を育てます。

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