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講義No.09419

スポーツの現場を支える「スポーツボランティア」の役割

スポーツを「する・見る・支える」

 私たちのスポーツとの関わり方について考えると、「する・見る・支える」という3つの分野に大きく分けることができます。「する」は私たち自身が身体を動かしてスポーツを楽しむこと、「見る」はプロからアマチュアに至るまでさまざまなスポーツを見て楽しみ応援すること、そして「支える」は、スポーツイベントの運営や地域のスポーツ現場をサポートすることで、自らもスポーツを楽しみ、またさまざまな人にスポーツを楽しんでもらうための手助けをすることを指します。

注目を集める「スポーツボランティア」

 2020年に東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることが決定した後、「スポーツボランティア」というキーワードが世の中で注目を集めるようになりました。スポーツボランティアの活動は、スポーツイベントの運営やさまざまな裏方仕事を担う「イベント・ボランティア」、地域のクラブや団体などで運営や指導を日常的に支える「クラブ・団体ボランティア」、スポーツ選手やトップスポーツチームなどが各地域を訪ねて指導やイベントを行う「アスリート・ボランティア」の3つに分類することができます。いずれの場合も、参加する個人の自由意思に基づいて、金銭的な報酬を期待することなく活動する、という点が共通しています。

「支える」意識を根付かせるために

 日本国内で、過去1年間にスポーツボランティアの活動を行ったことがある人の割合は、10代で約15%、成人では6~7%程度にとどまっています。子ども、高齢者、障がい者など、地域社会の中でさまざまな人々がより積極的にスポーツを楽しめるような環境を整えるには、私たち一人ひとりがスポーツを通じて社会を「支える」という意識を持つことが必要です。また、スポーツボランティアはスポーツを「する」ことが得意でない人でも、「支える」ことでスポーツを楽しむことができます。スポーツボランティアの活動は、個々のスポーツライフを豊かにするかけがえのない経験なのです。

夢ナビライブ2019 東京会場

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様々なボランティア

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障がい者と共に走る!

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実際にスポーツボランティアを行っている人

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この学問が向いているかも スポーツ社会学

大東文化大学
スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科 准教授
工藤 保子 先生

メッセージ

 私はスポーツ社会学という分野を専門にしていて、子どもから高齢者まで、人の一生涯を通じたスポーツとの関わりについて、特にスポーツを「する・見る・支える」という視点から分析・研究しています。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に注目されるようになった、スポーツを「支える」役割を果たすスポーツボランティアも、主要な研究テーマの一つです。あなたがスポーツ社会学やスポーツボランティアについて興味を持っているなら、ぜひ一緒に研究しましょう。

先生の学問へのきっかけ

 体育大学で学んでいた大学生の頃から、スポーツ社会学の研究に取り組んでいます。スポーツと社会との関わりという幅広い視点からスポーツについて学びを深めておきたいという思いがあったためです。地道な調査を積み重ね、データを検証していくという研究の中で、スポーツボランティアに関するデータの調査を始め、そこからマラソンなどのスポーツボランティアの運営にも自ら参画しました。2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピック大会でも、スポーツボランティアの活動は必要不可欠と考えられています。

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工藤 保子 先生がいらっしゃる
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 大東文化大学は、文、外国語、経済、経営、法、国際関係、スポーツ・健康科学、社会学の8学部20学科を擁する総合大学です。進路に合わせて自由に選べる科目の多さと、他学科の科目も選択できるカリキュラムも特徴のひとつ。1923年に当時の国会決議によって設立された本学の建学精神は「東西文化の融合」。この精神は今も息づいており、毎年約400名の学生が海外に留学し、海外からは600名の留学生が学ぶ国際色豊かな大学です。また伝統的に公務員・教員への就職に強く、全国各地で卒業生が活躍しています。

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