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講義No.09354

「テレビ離れ」が進む中、メディアはどう活路を見出すのか

テレビの特徴と視聴者の変化

 メディアにおける表現の中でも映像のインパクトは大きく、特にテレビは広く万人に訴えかけるという意味で頭ひとつ抜けた存在です。ただし1分のニュースにつき約450文字、新聞に換算して40行余りと、伝えられる情報量には限りがあります。資本の論理に対し敏感なのもテレビの特徴で、コストに見合わないという理由で、野球中継や時代劇などのかつての人気番組が地上波ではあまり放送されなくなりました。しかし放映権料などが低く抑えられるBSやCSでは根強いニーズがあり、往年のドラマの再放送と共に高齢者層を中心に人気を博しています。

スポーツを変えるメディアの力

 最も巨額の資本が動くのがオリンピックやワールドカップといったスポーツイベントです。例えばオリンピックの放映権は2014年から2032年まで、アメリカのNBCが約120億ドルで購入しています。その結果、NBCの視聴者が視聴しやすい時間帯に、競技のスケジュールが組まれるようになりました。こうしたことは急に始まったわけではなく、バスケットボールのNBAにおけるクォーター制やバレーボールのラリーポイント制など、放送メディアの都合でルール変更が行われるのは珍しくありません。アスリートファーストと言えない状況が生まれていることは、スポーツとメディアの間にある課題と言えます。

変わりゆくインターネットとテレビの関係

 通信環境の進歩により、今やインターネットでも手軽に高画質の動画を視聴できるようになりました。無料サイトには、テレビと同様のフォーマットで番組を放送するAbemaTVのようなメディアも登場しました。しかし、テレビと比べれば実は視聴時間がさほど長いわけではなく、伝統的なメディアに比べると広告収入も少ないのが現状です。一方、有料サイトには、好きな時間に好きなコンテンツを視聴できるビデオ・オン・デマンド型のサイトが急速に浸透しています。メディア間の垣根がどんどん低くなる中、より効果的なメディアのあり方が模索されているのです。

夢ナビライブ2018 仙台会場

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映像は視聴者に強烈なイメージを与える

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若者のテレビ離れの現状

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テレビ側の想定と現実のミスマッチ

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この学問が向いているかも メディア学、表現文化学

大正大学
表現学部 表現文化学科 放送・映像表現コース 教授
松崎 泰弘 先生

先生の著書
メッセージ

 旅行会社が旅先の地域の魅力を詰め込んだ映像コンテンツを制作するなど、今や放送局や出版社でなくても映像制作や編集を自分たちで行うようになってきています。何かしらのコンテンツを制作するスキルを持っていることは、将来に幅広い選択肢をもたらしてくれますし、何より、自分の考えや思っていることを形にすることは非常に面白いことです。
 映像や活字など、さまざまなメディアにおける表現方法をあなたもぜひ身につけてください。メディア系の仕事は出会いの連続ですから、人生を変えるような体験が待っているかもしれません。

先生の学問へのきっかけ

 メディアの仕事に憧れていて、中学から大学までラグビー部に所属していたことから、スポーツ記者になろうと考えていました。ところが、入社したラジオ局で配属されたのは東京証券取引所の記者クラブでした。右も左もわからない経済の世界でもがいているうちに、すべてのことが経済とつながっていると知り、次第に面白くなっていきました。その後、スポーツビジネスという切り口で念願だったスポーツの仕事にも携わり、得意のフランス語を生かしてフランス経済からツール・ド・フランスの記事執筆まで幅広い仕事を手掛けています。

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松崎 泰弘 先生がいらっしゃる
大正大学に関心を持ったら

 ローライズのパンツだって、茶髪だって、人付き合いが下手でも、自分に自信がなくても、それはそれでいいのです。あなたが、あなたらしく生きることができればいい。それが大正大学の願いです。もちろん、学校ですからこの4年間の間に、社会人として立派に巣立てるだけの知識や技術を身につけてもらいたいと考えています。また、そのためのきめ細かなカリキュラムも準備しています。都会の片隅に息づく瀟洒なキャンパスで、充実した学生生活を過ごすと同時に、人生の夢を実現するための基盤を築いてください。

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