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講義No.09053

進化するゲームコントローラー! 仮想空間と現実世界を結ぶ道具とは

ゲームのキャラクターになりきるには?

 ゲームと人間との間に必ず入るものが、ゲームコントローラーです。従来は、ボタンで次の動作を選択するという形式が一般的でした。しかし、現実にソファーで座り込む自分がいる限り、ゲームの世界と現実は別であるという感覚に陥ります。
 一方で最近のゲームでは、VR(仮想現実)の世界に入って自分の動きとCG(コンピュータグラフィックス)の連動がトレンドとなっています。ゲーム内に自分が入り込むという没入感、また自分がゲームの中で動いているキャラクターになりきるという一体感がVRにおいてますます重要になります。

ゲームの世界と現実世界をつなぐ道具

 人間は聴覚や味覚、視覚、触覚、嗅覚などのほかにもさまざまな感覚を使って世界を認識しています。その中でもヒューマンインターフェイス、つまり人間とゲームの接点という観点から考えた時、自らとゲーム内のキャラクターを同一視するには、ゲーム内の道具の形状と、実際に自分が触っている道具の形状を常に一致させる必要があります。そこで、今のゲームの中で使われているようなアイテムや道具を擬似化でき、なおかつある程度頑丈さを持ち、1つひとつのピースを組み合わせて、いろいろなものに変形できるコントローラーを作ることが求められます。

双方向に変形するゲームコントローラー

 ゲームコントローラー「SHAPIO」は、1つのピースの中にマイコン、モーター、通信機が入ったものが組み合わさっていて、ゲーム内でのそれぞれのピースの位置情報と、現実世界でのコントローラーのピースの位置情報を、無線で常に通信しています。そのため、例えば戦闘ゲームでは、ゲーム内で剣が折れると、実際に手元のコントローラーも形が変わります。
 このように、プレーヤーからゲームに対する入力もでき、さらにゲームからも私たちがいる現実世界の方に出力もできるインターフェイスが、プレーヤーとスクリーンの向こう側との間にある隔たりをなくすために重要になっています。

夢ナビライブ2018 東京会場

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昔のコントローラの問題点

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ゲームの新しい遊び方の模索とコントローラ

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今後のコントローラ

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講義を視聴する(30分)

この学問が向いているかも 情報工学、理工学、電子工学、機械工学

東京工科大学
コンピュータサイエンス学部 コンピュータサイエンス学科 准教授
井上 亮文 先生

メッセージ

 さまざまなことを勉強したり経験したりして、いろいろな人と協力できる人が、新しいことを実際に自分の手で作り出すことができます。ですから、まずは学校の勉強をしっかりやってください。
 例えば「現代社会」という科目はコンピュータサイエンスに一見関係なさそうですが、新しいことや次に取り組むことを考える時必要になります。「役に立つ」「役に立たない」と早計に判断することはやめましょう。勉強したこと、やったことを役立たせるのはあなた次第なのです。

先生の学問へのきっかけ

 私は、コンピュータとインターネットがある程度普及し、インターネットの商用利用が始まった1995年に大学に入学しました。コンピュータを使って、世界中の人々とコミュニケーションをとる内に、仮想コミュニケーションに無限の可能性を感じました。入学当初は計測工学を、卒業研究ではセキュリティやeコマースなどを学びながら、最終的にヒューマンインターフェイスの研究にたどり着きました。いろいろなことを知っている方が新しいものを生み出しやすいという信条のもと、次の時代に必要なものを常に追求し続け、現在に至ります。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

プログラマ/ゲーム開発者/ネットワークエンジニア

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井上 亮文 先生がいらっしゃる
東京工科大学に関心を持ったら

 創立以来、産業界の要請を的確に予測し、一貫して実学を身に付けた人材の育成を目指してきました。またそのために、「ONLY ONE,BEST CARE」(OBC)という行動規範を掲げ、教職員が一丸となって教育改革に取り組んでいます。具体的には、●学生の個性を重視した教育の実施●先端技術教育による実社会に役立つ技術者や多様なエキスパートの育成●ICT に精通した技術者や多様なエキスパートの育成●国際的人材育成のための外国語(特に英語)の実践教育、の4つのミッションが実現するよう日々の努力を重ねています。

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