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講義No.07573

動物とふれあい、「命の大切さ」を伝え、「感性」を育てる

動物とふれあうことで、学べることとは?

 動物にふれあうことは、子どもの成長にとって、さまざまな効果が期待できます。生き物が好きになるだけでなく、命のぬくもりや大切さを学ぶこともできます。小さな子どもに言葉だけで命のぬくもりや大切さを伝えることは非常に難しいものですが、動物を介在させることで、それが可能になると考えられています。
 また、乳幼児にとっては言葉の習得も期待できます。動物にふれることで感じ取る「あったかい」とか、「柔らかい」といった感覚に言葉を合わせることで、語彙(ごい)や表現力を自然に増やすことが可能になるのです。自分よりも小さい動物とふれあうことで、慈しみやいたわりなどの感情も芽生えます。

年齢に応じて、ふれあう動物を変える

 動物の種類によって、子どもが感じ取るものは異なります。そのため、子どもたちとのふれあいに用いる動物は、子どもの発達段階に合わせて変えていく必要があります。例えば、乳幼児ならば、モルモットやハムスターなど、かわいらしい小動物が適しています。柔らかい毛をなでたり、両手で抱いたりして体温を感じることで、命のぬくもりを自然に学習できます。小学生の中高学年になれば、蛇などの爬虫類(はちゅうるい)にふれさせても効果があります。「気持ち悪い」という反応をする子がいるかもしれませんが、命の多様性を感じるでしょう。また、牛・馬・カイコなど、産業に関わる動物からは、人間との関係を学ぶこともできます。

人間も動物も住みやすい地球になるように

 動物をふれあいに用いることは、動物に少なからぬ負担をかけます。動物に負担をかける以上は、動物愛護の精神を持ち、動物の飼育環境に配慮することも必要です。身近な動物から学び始め、野生動物の生息環境についても考えられる心を育むことが、人と動物が共生できる社会を生み出す原動力となるでしょう。

夢ナビライブ2019 東京会場

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ふれあい体験は動物のイメージをどう変える

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この学問が向いているかも 動物介在教育学

帝京科学大学
教育人間科学部 こども学科 教授
花園 誠 先生

メッセージ

 私は大学で「動物介在教育学」を研究テーマにしています。この学問は、子どもたちと動物に深く関わります、小学校や幼児教育の現場に出かけていって、子どもたちと一緒に楽しい活動をしながら研究を行うのです。
 卒業生の中には、こうした現場での活動を通して、子どもや教育への関心が高まり、小学校の教員になった人もいます。子どもたちと遊ぶことが好きな人、動物が好きな人、ぜひ、帝京科学大学の私の研究室に来てください。

先生の学問へのきっかけ

 物心がついた時から動物が大好きでした。子どもの時に描いた虫や動物の絵を見たことがあるのですが、とてもこまかく丁寧に描いていて、私が生き物が好きだったことが一目でわかります。特にセミが脱皮する様子を2時間連続して観察した記録には、我ながら驚きました。当時から「生き物博士」だった私は、子どもの頃からの夢をかなえて研究者になりました。現在は、「動物介在教育学」を研究テーマに、子どもが動物や虫など、さまざまな生き物とふれあうことで、どのような教育的な効果があるのか研究を続けています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

幼稚園教諭/保育士/小学校教諭/塾講師/動物園・水族館の飼育職員/ペット産業一般職

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花園 誠 先生がいらっしゃる
帝京科学大学に関心を持ったら

 先進の設備が揃う千住キャンパス、自然を教材に研究できる東京西キャンパス。2つのキャンパスで、動物・自然・健康・医療・福祉・教育のキーワードをもとにいのちの尊さを学びます。
 生命環境学部・医療科学部・教育人間科学部の3学部13学科を擁する総合大学として、動物介在療法やアニマルセラピー、ロボット介在教育など、本学ならではのユニークな教育・研究が進められています。

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