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講義No.06642

きゃりーぱみゅぱみゅに見る映像技術の進化

映像技術の進化が多彩な表現を可能にした

 ひと昔前まで、屋外で大きな映像を映すには野球のスタジアムにある電光掲示板のように大がかりな仕組みが必要でした。しかし2000年代に入りプロジェクタが進化すると明るく大きな映像が簡単に映せるようになり、建物に映像を投射するプロジェクションマッピングも行えるようになりました。少しコストはかかりますが、より汎用性が高いのがLEDパネルです。通常はテレビ番組で大型モニターのような使われ方をしていますが、パネルは組み合わせ次第で曲面も作れることから、平面で映し出す以外にもさまざまな表現ができるのです。

プロジェクタを使いライブを演出

 映像技術の進化が最も顕著に表れるのがエンターテインメント業界です。きゃりーぱみゅぱみゅがプロジェクションマッピングを取り入れたり、あるいはボーカロイドの初音ミクが現実のステージに登場するなど、近年のライブでは映像技術を利用した画期的な演出が行われています。こうしたことはメジャーなアーティストだけにとどまらず、インディーズの場でもプロジェクタを使った演出が行われるなど、裾野は広がっています。ほかにもWebやフライヤーなど、セルフプロデュースでできることが増え、アーティストにとってはより幅広いプロモーションが行えるようになってきました。

技術よりアイデアで勝負する時代

 今やプラネタリウムもプロジェクタで星を映し、街にはデジタルサイネージがあふれるなど、空間を作るのに先端の映像技術が欠かせなくなりました。言い換えれば、もはやこれらの技術に目新しさはありません。いずれプロジェクションマッピングも廃れていくでしょう。
 技術は日進月歩で、どんどん変わっていきます。そうした中、デザインに携わる者に必要なのは最新技術を覚えるために四苦八苦する時間ではなく、それを使ってどんなコンテンツが作れるかを考える、「アイデア」の部分なのです。

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この学問が向いているかも 情報デザイン学

宝塚大学
東京メディア芸術学部 メディア芸術学科 コンテンツデザイン領域 准教授
渡邉 哲意 先生

メッセージ

 「デザイン」というと、どうしても美術のイメージがあります。しかし今や空間の演出や物の置き方、照明に至るまでがデザインの分野です。そうした中、大事なのはただ絵が上手に描けることではありません。必要なのは「人を楽しませるものを作りたいという気持ち」と、そのために「目の前にあるものをどう使うかという発想力」です。その力を磨くには世の中の変化に目を凝らし、実際に触れてみてください。一見関係ないと思われるようなことでも、さまざまな経験はきっとデザインの仕事をする上で必ず役に立つはずです。

先生の学問へのきっかけ

 美術やデザインに興味があり、中学・高校では吹奏楽部に所属していましたが、演奏だけでなくコンサートの演出や照明、プログラムのデザインなどもしていました。大学では、自動車のデザイナーをめざしてプロダクトデザインを勉強しながら、クラシック音楽関係のグラフィックデザインのアルバイトもしました。さらに大学院で人間工学を学んでいたとき、ある教授と出会い、CGや映像、舞台演出の世界を知り、実際に映画、舞台、テレビなどのCG映像の制作現場で経験を重ねて、音楽と美術両方の知識と経験を生かせる分野に進んだのです。

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渡邉 哲意 先生がいらっしゃる
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 宝塚大学は芸術と看護が学ぶことができる全国でも珍しい大学です。
 東京メディア芸術学部は一つの学科にマンガ、イラストレーション、ゲーム、アニメーション、映像、コンテンツデザインの6領域を設置。講師はそれぞれの領域で活躍しているプロのクリエイター。コンテンツ分野の6つの領域を実践的・専門的に学ぶことができます。
 看護学部では、人と医療に必要とされる「知・情・意」を兼ね備え、患者の心とからだをトータルにケアできる、創造性と情感豊かな心の柔らかい看護師を養成します。

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