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講義No.04643

英語で文章を書くには文化を知ることが大切!

パラグラフ単位でライティング

 英語で文章を書くには必要なスキルがあります。基本的な文法を押さえていることはもちろんですが、「パラグラフ(段落)単位」でまとまった文章を書くことが重要です。まずは身近なテーマについて三段落くらいの構成で時系列に書いてみるといいでしょう。英語の文章は、日本語の作文と違いパラグラフごとに順序だてて、何が言いたい文章なのかを一目でわかるように結論を明確にして書くのが原則です。一連の文章ができたら、それにイントロダクション(はじめに)とコンクルージョン(まとめ)をつけ加えます。

文化の理解がベースに

 ライティングに必要なもう一つの要素である「ボキャブラリー」を増やすには、新聞や雑誌を読んでわからない言葉を辞書で調べて覚えていくことが必須です。今はインターネットなどで自動翻訳もできますが、単語の語義を機械的に置き換えただけだと、違う意味になりネイティブから見るとおかしい表現も多いのです。この場合こういう言い方はしないという文化的な理解は機械ではまだ難しいでしょう。また、古典作品に触れることも大切です。特にシェイクスピアの作品は文学作品としてだけではなく、知的階級の人たちの間では会話の中で引用されることも多いので、引用が理解でき自分でも使えると、英語圏ではきちんと教養のある人と見なされ一目おかれます。このように文化を知ることが書くことのベースになるのです。

絵でわかる文化の違い

 文化の違いを研究するために絵画を分析する「表象文化」という学問があります。中国の清朝時代に記録のために描かれた絵を見ると、欧米人の画家と中国人の画家が描いたものでは考え方が異なることがわかります。例えば、欧米人の画家の描いた中国のある富豪の肖像画は、椅子に斜めに腰掛け足を組むポーズをしています。中国では行儀の悪いことですが、欧米人の画家は足を組むポーズがスタイリッシュだと思って描いたのでしょう。異なる文化を知り視野が広がると、相手の国を尊重した表現ができるようになるのです。

夢ナビライブ2019 東京会場

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日本人学生よ、シェイクスピアを読め!

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この学問が向いているかも 表象文化

多摩大学
グローバルスタディーズ学部 グローバルスタディーズ学科 教授
ウィリアム シャング(安田震一) 先生

メッセージ

 大学とは自分の可能性を模索し、自分の力を試す場所です。忘れてはならないのは「諦めずに努力すること」で、結果は必ずついてきます。まず自分の目標を設定し、一年一年その目標に到達しているかを確認し、次の年はその年よりも少し高めに設定していく、これを繰り返せばよいのです。私自身が学生時代アメリカンフットボールをやって習得したのは、人生よい時もあれば悪い時もある、大切なのは準備をすることだということです。常に次のステップに踏み出すための準備をしているかということを考えてほしいと思っています。

先生の学問へのきっかけ

 生まれは東京で父は中国系のアメリカ人です。高校までインターナショナルスクールに通い、アメリカンフットボールの選手として活躍しながら、文武両道をめざしていました。アメリカ人として日本で暮らし、異文化について考える機会が多かったので、アメリカの大学に進学する際に選んだのが、自分のルーツでもある中国の歴史でした。特に東西の文化の交流が活発化した清朝時代が専門です。この頃の欧米人が描いた絵画から文化の違いを探る「表象文化」という学問を使って、当時の様子や現在にもつながる影響を研究しています。

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ウィリアム シャング(安田震一) 先生がいらっしゃる
多摩大学に関心を持ったら

 対話して、気づくこと。気づくことで、自分が変わっていくこと。多摩大学は、本当の少人数教育を実践しています。向き合って学ぶことに徹底してこだわる教員と先輩。実践的なディスカッション授業の数々。それでも、社会で通用する“人間力”を身につけるには、入学する学生自身の“気づき”があってこそ。
 さあ、一緒に未来を切り開きませんか?

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