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講義No.08573

授業でタブレットを使うのが当たり前に? 教育でのメディア活用

メディアは、相手や内容によって使い分ける

 今やスマホやタブレットは当たり前の時代になっています。こうしたメディアやコンピュータは、学校教育にどう活用すれば効果的なのでしょうか?
 例えば車や風景などは、絵や写真などを使うと相手に伝えやすくなります。ところが「朝9時に○○に集合」といった情報は、文章のほうが伝わりやすいでしょう。また小さな子どもに対しては、ひまわりの花は動画よりも実物を見せるほうが効果的でしょう。一方で、中学生や高校生になると、動画をタブレットで解説するほうが効果的なケースも増えてきます。このように、伝えたい情報や伝える相手の年齢などによって適したメディアは異なり、使い分けることが大切です。

授業にタブレット導入のメリットと問題点

 タブレットを教育現場に導入すると、「ネットワーク化できる」「個別対応が可能になる」「業務を効率化できる」といったメリットがあります。実際に、文部科学省ではタブレットの導入を計画していますが、課題も数多く残っています。
 欧米諸国では、授業中にインターネットで調べる、計算機を使うことは当たり前のように行われていますが、日本では、授業でネットや計算機を使うのは好ましくないという風潮があります。こうした価値観の影響も大きいのです。タブレット導入には、教員をサポートする人も必要です。さらに言えば、部活動や事務処理といった大量の業務を抱える教師を、地域や社会が多方面から支援する「チーム学校」の構想も、加速させる必要があるでしょう。

より効果的なメディアの活用を求めて

 また、誰にどんな内容を、何を使って教えるのかといった適切な選択ができるよう、教員が学ぶことも大切です。それを実践するアクティブ・ラーニングにおいて、どのくらい効果があるかといった分析や評価をし、データ化する「教育工学」の研究も欠かせません。
 コンピュータと教育は、もはや切り離せない関係にあります。将来、子どもたちが学校で普通にタブレットを使う日が訪れるでしょう。

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この学問が向いているかも 教育工学、メディア教育

愛知教育大学
教育学部 教育支援専門職養成課程 教育ガバナンスコース 教授
江島 徹郎 先生

メッセージ

 本や音楽、映像などどんなことでもいいので、楽しいと思うことをトコトンやってみてください。運命はどこに転がっているかわかりません。私自身、学生時代に本やマンガ、コンピュータによる音楽や映像制作などにのめりこんだことが、今の研究テーマである「メディア教育」につながっています。
 当時は、コンピュータについて教えてくれる人はほとんど誰もいませんでした。学校で教えてくれなくても、周りに誰も同じ関心をもつ人がいなくても、夢中になれることが見つかれば、それが将来へと引っ張っていってくれるかもしれません。

先生の学問へのきっかけ

 本が大好きで、小学生の時は読書クラブに入って、自分でお話を作っていました。また、合唱部の先生から、当時まだ珍しかったシンセサイザーを使った音楽のレコードを聴かせてもらったことが衝撃的で、今でもはっきり覚えています。
 大学生の時には、音楽制作用コンピュータを購入し、コンピュータグラフィックスを活用した映画や音楽の自主制作を手がけていました。
 そして、「人を育成する、教育することは奥深くて難しく、面白いのではないか」と考え、教師の道を選びました。今でも、子どもたちと触れ合う現場が大好きです。

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江島 徹郎 先生がいらっしゃる
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 国立大学法人愛知教育大学は、教員養成を主軸とする教育学部1学部からなる教育系単科大学です。
 国立大学の教員養成課程の卒業生の教員就職者数・率は、毎年トップクラスを維持しています。
 また、環境重視型のエコキャンパスの創造に取り組んでおり、全国にある教職員数500人以上の国立大学60大学中、愛知教育大学は、2006〜2007年度の床面積及び一人あたりエネルギー使用量が最も少ない大学として評価されています。

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