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講義No.08450

九九の楽しさ、不思議さを「アクティブ・ラーニング」で発見しよう!

「数が苦」から「数楽」へ

 一般的に、生徒に一番嫌われる教科は数学でしょう。苦手な人は数学と聞いただけで拒絶反応を示しがちですが、その原因はもしかしたら小学校の算数にあるかもしれません。その一つが誰もが覚えた、あの「九九」かもしれません。81通りの九九を丸暗記させられるのが苦痛だった人もいるでしょう。どうしても暗記・反復に偏りがちな九九の学習が、算数嫌いに結びつくことになれば残念です。子どもの興味や関心を高め、数学的な見方・考え方の育成につながる九九の指導法を考えてみましょう。

九九の面白さや不思議を発見しよう!

 9の段の九九を紙に書いてみましょう。9×1=9、9×2=18、9×3=27、9×4=36と、答えの数字を順に見てみると、10の位の数字が0、1、2、3……と増えるにつれ、1の位の数字は9、8、7、6……と1ずつ減っています。次に、答えの数字には、10の位と1の位をたすと常に9になることや、18と81、27と72というように数字が逆のペアがあることがわかります。次に、0から9の数字を円周に等間隔に書いたものをつくり、九九の各段の答えの1の位の数字を順に直線で結んでいくと、不思議なことにどの段も規則性のある模様を描くのです。さらに、指を使って9の段の九九の答えを導くこともできます。

学ぶ意欲を育てる「アクティブ・ラーニング」

 こうして子どもたちを指導すると、次々に自分で決まりを見つけるようになります。「すごい!」という発見は、「こうしてみたらどうなるかな?」という次への学びの意欲につながり、関数的な見方・考え方の素地も養われます。大切なのは、子どもたち自身が主体的に答えを導けるように指導の工夫をすることです。
 九九に限らず、先生が教えたことを覚えるだけの学習では、さらなるステップへの意欲が育ちにくいのです。子どもたち自らが問題を発見し、主体的・対話的な深い学び=「アクティブ・ラーニング」が、子どもたちの資質や能力を育む学習として注目されています。

算数嫌いはよい先生!九九の不思議に迫る!

夢ナビライブ2017 大阪会場

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様々な法則が隠れている九九、9の段

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4の段を解くと出来る図形は…

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この学問が向いているかも 教育学、教科教育学、算数科教育学

太成学院大学
人間学部 子ども発達学科 准教授
藤田 英治 先生

メッセージ

 私は長年小学校の教師として、現場で数え切れないほどの子どもたちと関わってきました。もちろん大変なこともありましたが、常に「どんな授業をすれば子どもたちの学習意欲を引き出せるか」「どうしたら児童みんなが明るい学校生活を過ごせるか」を考えて取り組む日々は、何物にも代えがたい、やりがいのあるものでした。
 人を育てることは共に自分も育つことです。私は幼稚園教諭、小学校教諭、保育士といった子どもの育ちや教育に関わる仕事をめざす人、家庭や地域社会で子育て支援に関わりたい人たちの学びを全力で応援します。

先生の学問へのきっかけ

 小学生のときは、計算が苦手で算数は好きではありませんでしたが、中学校で図形の証明問題に出合い、解き方を数学の先生にほめられて、「これなら苦手な数学もできるかも!?」とがぜん意欲がわいてきました。
 「苦手な科目でも、授業の面白さや先生との出会いで、やる気が出るんだ!」と気づき、小学校教諭となり、また大学の教員となってからも、算数嫌いの子どもをつくらないために研究を重ねてきました。
 「算数はおもしろい!」ということを、学ぶ子どもたちにも、これから先生をめざす人たちにも気づいてほしいと思っています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

幼稚園教諭/小学校教諭/保育所・保育園スタッフ/認定子ども園スタッフ/幼児教育・児童教育関連スタッフ/児童福祉施設スタッフ

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藤田 英治 先生がいらっしゃる
太成学院大学に関心を持ったら

 太成学院大学では、「学んだ知識・技術を実践に活用するために必要な力」=『社会人基礎力』と定義づけ、さらに、大学として重要と考える「倫理観」を加え、「学び」を通して学生の資質を高める教育に取り組んでいます。
 また、「学び」に具体的な目的を設けたアクティブ・ラーニングを教員が誘い出す仕掛けづくりをした教育方法を、すべての科目で取り入れています。ここには、学生一人ひとりの個性を伸ばし、将来の可能性を広げる“学び”があります。太成学院大学で、あなたらしく輝ける未来への道を見つけてください。

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