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講義No.07753

「伝達型の授業」から、「自ら考える学び」への転換を!

受け身ではなく、自ら知識を獲得する

 「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがありますか。「Active(活動的・能動的)」な「Learning(学び・学問)」、知識が与えられるのではなく、自ら考え、検証したり議論したりしながら、自ら獲得した知識を積み重ねていく学習法のことです。アクティブ・ラーニングに代表されるように、どういう教え方・学ばせ方をすれば、より質の高い教育が実現するかを考えるのが、「教育学」の研究テーマの1つです。

正解が決まっていても、改めて考えてみる

 英単語や英文法を覚えるとき、スペルをノートに書き写すだけの学習法と、覚えるべき単語・文法が含まれる例文をクラスメイトと一緒に考えながら、口に出して発表し合うような学習法とでは、どちらの方が効果的に覚えられそうですか。数学や物理・化学のように、正解が決まっている科目でも、方程式と解法だけを淡々と覚えるのと、「なぜそのような式が成り立つのか」、「それ以外の答えはないか」などを話し合いながら覚えるのとでは、理解の度合いが違ってくるはずです。このように、生徒たちを、主体的・能動的・協働的な学習姿勢に導いていくことが、現在の学校教育における重要課題です。

現代の学校教育に求められるものとは

 異なる文化・言語圏の人たちとコミュニケーションをとることができ、自身の意見をきちんと主張できる人材を育てなければ、日本はグローバリゼーションの波に乗り遅れてしまうのではないかと危惧されています。ところが、教師が一方的に教える「伝達型」の授業では、思考力や判断力、表現力を身につけさせることが、なかなかできません。そこで、学校教育にアクティブ・ラーニングが採り入れられるようになったわけです。
 ただ、どんな教え方をすれば、より主体的・能動的・協働的な教育が実現するのか、明確な答えがあるわけではありません。だからこそ教育学、とりわけ教育方法学の分野では、「何を、どのように教えるべきか」を研究し続けているのです。

人間の学びとは何か

夢ナビライブ2016 大阪会場

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自己表現、他者との交流を混ぜた学習

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思考の原点はコミュニケーション?

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より良い教育とは?

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この学問が向いているかも 教育方法学、教育社会学

福山市立大学
教育学部 児童教育学科 教授
藤原 顕 先生

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メッセージ

 小・中学校時代、「あの授業はわかりやすかった」と感じた授業はありましたか。その授業は、どうしてわかりやすいと感じたのでしょう。
 教育学の1つのジャンルである「教育方法学」は、「何をどう教えるか」を探究する学問です。もしもあなたが、大学で教育学を学びたい、あるいは教師になりたいという目標を持っているのなら、自分自身はどう学んでいるか、何を学びたいと思っているのかを、改めて見直してみるとよいかもしれません。

先生の学問へのきっかけ

 高校生の頃から小学校の教師になりたいと考えていて、大学の教育学部に進学しました。しかし、大学2年生になった頃から、「自分は教師として通用するのだろうか、教師にはどんな能力が必要なのだろうか」という疑問を感じるようになり、教育学の本をたくさん読むようになりました。
 ゼミも、何をどのように教えるかを研究する「教育方法学」を選択しました。授業を観察してデータを分析し、良い授業とは何かを考える研究に取リ組んでいるうち、大学院、そして現在まで、研究を続けてきました。

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藤原 顕 先生がいらっしゃる
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 福山市立大学は、福山市が設置する公立大学、4学期制による効果的な履修、4年間を通じた少人数参加型授業や、街と一体となったキャンパスを拠点に、福山市全体をフィールドとした体験型授業の充実が特色です。公立大学の特色を生かし、教育学部では地域の教育・保育施設との連携により実践力のある教育者・保育者を目指します。都市経営学部は全国初の学際的な学部で、環境を基盤として工学系、経済学系、社会学系の3つの領域を総合的に学び、持続的な都市社会の発展を担える人材を育成します。

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