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講義No.06311

「世界」を理解するためのコミュニケーション

英語はコミュニケーションの道具

 グローバル教育の目標は、「世界市民」になることです。そのためのキーワードは「言葉」「文化」「教育」そして「平和」です。これらを学んで、「私は誰?」という疑問からスタートして自分のアイデンティティ(存在意識)を確かめながら、自分にどのような世界貢献ができるかを考え、行動することです。
 「言葉」については、学校で行われている英語の授業は単語や文法・発音などが中心で、それだけではなかなかコミュニケーション力を高めることはできません。「中学・高校・大学と10年近く英語を学んでも、英語が話せない」という人は多いでしょう。しかし、英語は国際的に通じる言語なので、コミュニケーションの「道具」として、英語を身につける必要があります。

文化や教育で「世界」を理解する

 現代の多文化世界では国際交流や異文化理解を深めるために個人の行動が求められています。例えば、ボランティアのような社会貢献や海外旅行などを通じて、できるだけ外国の人と交流してみましょう。直接話すことで理解が深まります。「教育」では、行動をともなった実践的な内容を心がけるべきです。異文化交流で培った経験は「世界」を理解することにつながります。

未来の平和に貢献するために

 世界市民になることは、ステレオタイプを克服することです。例えば、イスラム教というと、すぐにテロと結び付けて考える人がいます。しかし、テロに関係しているのは、イスラム教徒の中のごく一部の過激派と呼ばれる人たちです。普通のイスラム教の人と実際にコミュニケーションをとることで、このような誤解もなくなるでしょう。大切なのは、国や民族、宗教が違う人でも、直接話をすることで、みんな同じ人間であることを実感することです。
 そして、世界の人々が同じ人間同士であるということを、理解し合うことが「平和」につながります。世界について教室で学ぶことと、積極的に世界に飛び出していくことは、未来の世界平和への第一歩なのです。

言語は世界を理解する魔法の鍵!

夢ナビライブ2018 大阪会場

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世界は1つの大きなお家?

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What's English?

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ソクラテスも世界市民!?

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この学問が向いているかも グローバル教育学

鳥取大学
地域学部 地域学科 国際地域文化コース 教授
ケイツ・キップ 先生

メッセージ

 私は多文化の国カナダで育ち、若い頃に世界一周をしました。
 いま高校生のあなたには何が必要でしょうか? 私は、「言語の知識」「異文化理解」、そして「海外での経験」も重要だと思っています。世界はとても広く、いろいろな国があります。民族、宗教、言語も多様です。若い頃には勉強することはもちろんですが、世界に出かけてさまざまな経験を積むことが大切だと思います。しっかり学んで、勇気を持って世界に飛び出してください。

先生の学問へのきっかけ

 生まれ育ったカナダでは英語とフランス語が使われていますが、学校教育は文法や訳読が中心で、実践的なフランス語を学ぶ機会はありませんでした。フラストレーションがたまり、ついに大学を休学して世界一周旅行に出かけました。4年間でカナダからヨーロッパ、中東、アジアなどを訪れ、多くの人たちや文化、言語に出会いました。スウェーデンでのヨーロッパ青年交流キャンプでは、5カ月の間、20カ国の青年が集まり、一緒に生活し議論し、交流を深めました。このことから現在のグローバル教育を研究するようになりました。

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ケイツ・キップ 先生がいらっしゃる
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 鳥取大学は、教育研究の理念に「知と実践の融合」を掲げ、高等教育の中核としての大学の役割である、人格形成、能力開発、知識の伝授、知的生産活動、文明・文化の継承と発展等に関する学問を教育・研究し、知識のみに偏重することなく、実践できる能力をつけるように努力しています。また、研究・教育拠点、幅広い専門的職業人の養成、地域の生涯学習機会の拠点、社会貢献機能など個性輝く大学を目ざし、地方大学にこそ求められるオンリーワンの研究開発を行い、社会に貢献し、国際的競争力を確保できる大学運営を目ざしています。

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