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講義No.05771

世界を平和で豊かにするための国際協力を考える

貧困を救うために行われている国際協力

 世界には、アフリカなどの開発途上国を中心に、貧困下で生活している人がたくさんいます。国際機関、開発支援国、NGO、民間企業は、開発途上国に暮らす人々が主体となって国や地域を開発していくことをさまざまな形で支援しています。こうした支援は国際協力と呼ばれ、その支援は人材の能力向上、国や組織の制度強化、橋や道路などのインフラ整備まで多岐にわたります。

国際協力はどこまで国際公共財になりうるか

 世界中の誰もが同時に便益を受けることができる有形、無形の財のことを「国際公共財」と言います。国際協力が、もし世界中で暮らす人たち皆を同時に平和で豊かにできるのならば、それは国際公共財であると言ってよいでしょう。
 ただ実際の国際社会では、国際協力に対する考え方には違いがあり、支援する国と支援を受ける国との関係性も異なります。各国が国益を抱えながら、自国にもメリットがあるよう協力関係を築いているという側面もあります。このように多くの国が国益重視の国際協力を続ける限り、誰もが同時に便益を受けることは困難なので、国際協力は純粋な国際公共財にはなりえないとも言えます。

相互依存で見えてくる共通の目標

 しかし、グローバル化が進むにつれて、世界は確実に相互に依存する度合いが高まってきています。仮に世界各国が互いに支え合っていかなければ生き抜けないのだとすれば、世界中の国々が歩み寄り、世界全体が平和で豊かになることを共通の目標にしなければなりません。
 国際協力の国際公共財としての役割は、まさにここに求められるわけです。ただ国によってどのくらい豊かで平和かは異なります。比較的豊かな国とそうでない国は同じように国際社会には貢献できないでしょう。それぞれの国が置かれた状況を十分に理解し、世界中の人々が幸せな生活を送れるような仕組みを考えていく必要があります。

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この学問が向いているかも 国際社会学

秋田大学
国際資源学部 国際資源学科 資源政策コース 准教授
藍澤 淑雄 先生

メッセージ

 現在、世界では、貧困、貿易、紛争、環境といった地球規模の問題が生じています。そしてこれらの問題は一つの国の努力だけで解決できるものではありません。あなたには、まさに将来の人々の暮らしを地球規模で考え、こうした問題を解決していく原動力になっていくことが期待されているわけです。ぜひ大学での勉強や研究を通じて多くのことを吸収し、これまで誰も思いつかなかったような世界に通用する素晴らしいアイデアを考えだして、世の中を平和で豊かなものにしていってほしいと思います。

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 地球を舞台に活躍する資源スペシャリストを養成する「国際資源学部」、教育分野や地域社会における現場実践力を養う「教育文化学部」、地域医療の核となり人々の健康と福祉に貢献する「医学部」、独創的な発想と技術力を育む「理工学部」の四学部が連携し、地域に根ざし世界に発信する教育・研究拠点をめざしています。
 四季の彩り豊かなキャンパスでは、日本全国そして世界各国から集った学生がそれぞれの目標に向かい、勉学や課外活動に打ち込んでいます。

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