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講義No.04895

アプリで人々に豊かなコミュニケーションを提供するには

「こんなアプリがあったらいいな」の発想が第一歩

 人が生活する上で、こういうことができたらいいな、ということはさまざまあると思います。「ユーザーエクスペリエンスデザイン」とは、その希望をくみとって、モバイルフォンのアプリやWebサイトで提供することを目的としています。例えば、お店の情報や道案内のアプリはすでにたくさんありますが、「ここは初デートの場所」「女子力アップスポット」など、ユーザー同士が個人的に関心のある場所にまつわる情報を共有できれば、これまでにないコミュニケーションが広がって楽しめます。

産学協同プロジェクトによる実践活動

 アプリの開発では、「こういうものがあったら」という発想から、そのためにはどういうツールが必要か、さらに実際に使ったらどんな問題点が出てくるかなど、実践的な研究が必要です。何よりも実践が重要な分野なので、産学協同プロジェクトによるモバイルアプリの開発を行っています。最終的に作るのはアプリの画面やWebサイトですが、制作過程では、紙や写真を切り貼りした画面を使って、改善点や発展の可能性を探っていきます。「虫食い写真」を持って、その建物を探して歩くワークショップを行ったとき、正解にたどり着く喜び以上に、参加者同士がその場所にまつわる思い出話で盛り上がった、ということがありました。その体験から、当初想定した場所探しゲームから個人的な情報を共有しコミュニケーションを深めるマップの着想が生まれました。

問われるのはコミュニケーション能力

 情報デザインというと、コンピュータに向かって作業するイメージが強いですが、プログラムを作る力は必ずしも必須ではありません。技術者やデザイナー、そしてユーザーの間に入って、それぞれの円滑な意思疎通をはかる役割も重要になります。人々に、これまでにない、面白くて役に立つ豊かなコミュニケーション体験を提供するために、実践を通して手法やセオリーの蓄積を重ねていくことが大切なのです。

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この学問が向いているかも 情報デザイン

東北工業大学
ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 教授
堀江 政広 先生

メッセージ

 私の研究室では今、モバイルフォン用のアプリケーションを学生と一緒に作っています。モバイルアプリケーションのデザインといっても、ずっとコンピュータに向かって仕事をしているわけではなくて、実際に街に出てこんなアプリがあったらいいなということを探りながら作っています。進路を決めようとしているあなたに伝えたいのは、高校生の間に、自分の好きなことや興味のあるものは何かということに気づいて、それに深く取り組んでほしいということです。

先生の学問へのきっかけ

 デザインという仕事を知ったのは、小学5年生の時に手にした自動車雑誌のページの片隅にあったレンダリングスケッチがきっかけでした。進路について真剣に考えた結果、「美術の成績が良かったこと」「アニメのメカデザインが好きでアレンジした絵を描いていたこと」「工業製品が好きだったこと」から、プロダクトデザインを学ぶことにしました。プロダクトデザインの仕事を始めてから、液晶タッチパネルを使った製品が登場しました。この新しい分野に強い興味と関心を持つようになり、再び大学に入って、社会人学生として学んだのです。

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堀江 政広 先生がいらっしゃる
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 本学では、「創造から統合へ」をユニバーシティスローガンに掲げ1964年の創設以来、3万人を超える卒業生を輩出し、日本の、とりわけ東北地域の産業・経済の発展に大きく貢献してきました。自然に囲まれた豊かな環境でありながら、仙台市街地にも近く利便性の良い 「八木山キャンパス」「長町キャンパス」の両キャンパスで創造的な思考を学ぶべく、最先端の環境を整え、学生の期待と意欲に応えるカリキュラムを用意しております。
 進化し続ける学びのステージ。それが東北工業大学です。

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