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講義No.03964

バーチャル空間を活用すれば、日常生活がもっと楽しく便利に!

Googleにもあるバーチャル世界

 Googleのストリートビュー機能を使って、見知らぬ街角に「立って」みたことはありませんか? パソコンの前にいながら世界各地の通りを歩いたり、名所を見渡したりできるのが面白い点です。これも「バーチャルリアリティ」の一例と言えるかもしれません。ただ、今一つ現実味に欠けています。

空間を自在に歩ける技術

 同様の考え方で「ウォークスルー」という技術があります。スクリーンで囲まれた空間に立ち、その場で足踏みをすると、足の動きに応じてスクリーンに映し出される景色が動いていき、実際に歩いているような感覚になるというものです。詳しく言えば、足に付けたセンサーから生じる信号をコンピュータが読み取り、コンピュータ上で、その人が今どの位置からどんな速さで動いているのかを計算し、それと連動して景色が変化するという仕組みです。
 実在の街の風景を使えば、通りを散歩している気分になりますし、お化け屋敷の暗い廊下を歩くといった仕掛けも可能です。この技術をさらに応用したのが、Wiiなどの体感型ゲームやアミューズメントパークのアトラクションです。その場で手足を動かせば、バーチャル空間でスポーツができ、またゴーカートやジェットコースターなどもバーチャルな世界で楽しめるのです。

日常での実用化も可能

 ウォークスルーの技術は、日常生活にも活用できます。例えば医療の現場でリハビリをする際、歩くと周囲の景色が変わるマシンがあれば、単調な運動も楽しみながらできるでしょう。遠出のできない高齢者などが、自宅周辺を散歩してる気分になるソフトも作れます。また建築分野では、家を建ててから間取りを変えるのは難しいので、建てる前にウォークスルーで図面どおりの空間を歩いて見て回ることができれば、家の仕上がり状態を確認できます。
 ウォークスルーをはじめとするバーチャルリアリティを日常にどう生かしていくか、今後はさらに幅広い分野で、実用に向けた技術研究が進んでいくことでしょう。

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この学問が向いているかも 電子システム工学

公立諏訪東京理科大学
工学部 情報応用工学科 教授
平田 幸広 先生

メッセージ

 高校時代には、基礎学力を身につけることも大事ですが、いろいろなことに好奇の目を向ける「姿勢」もぜひ身につけてください。物事にはさまざまな側面があり、世の中には多種多様の考え方があります。ひとつの考え方や方式に固執するのではなく、頭を柔らかくして自分の周囲を見渡してみてください。そうした経験の積み重ねが、思いもかけないアイデア、発想につながっていきます。また、失敗も大事な経験のひとつです。失敗を恐れず、興味のあることには勇気をもってチャレンジしてください。

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平田 幸広 先生がいらっしゃる
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 公立諏訪東京理科大学は、地域に貢献すると共に世界にも羽ばたく人材を育てることを目標として、2018年4月にスタートしました。日本有数のものづくり産業の集積地である諏訪地域の特長を生かした機械電気工学科と、今後のものづくりの環境を大きく変化させるAI、IoTなどの情報通信技術の力を発揮する情報応用工学科の2学科を置き、「ものづくりと情報通信技術の融合」を目指した教育と研究を推進します。さらに、「工学と経営学の融合教育」で、工学に加えてマネジメントを学ぶことにより、総合的な力や判断力を身につけます。

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