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講義No.11488

国際問題に対峙する国際教養を身につけるには

服はどこで作られているか

 あなたは自分の持っている服が、どこで作られているか知っていますか? 服のタグを見ると、もちろん日本製もありますが、ほとんどのものは中国、ベトナム、カンボジア、バングラデシュなどの外国名が記載されているでしょう。それでは、なぜその国で作られているのか考えたことはありますか? 
 近年では「ファストファッション」と呼ばれる、ファストフードのように低価格でありながら流行を取り入れた商品が人気です。流行の最先端を追い求めるため、短いスパンで新しい商品を大量生産します。次のシーズンには流行遅れとなる売れ残りの商品は、ほとんどが廃棄処分されています。このような低価格の商品を大量生産できる仕組みは、発展途上国での低賃金で劣悪な労働環境に支えられています。私たちが安いと思って買う服1着に対して、実際に作っている人はその何十分の一ほどの対価も受け取れていません。

知識と知恵

 国際問題は自分とはかけ離れた世界だと感じるかもしれませんが、いつも身につけている服1着にも国際的な環境問題、人権問題など多くの課題が隠れています。これに対して、どういう行動が必要であり、どんな解決策が考えられるでしょうか。それらを考えるために必要なのが、教養という「知恵」です。授業での勉強や、本やメディアから身につけた情報は「知識」です。「知識」がなければ課題を正しく理解することはできませんが、「知識」だけでは実際に行動に移すことは難しいでしょう。たくさんの「知識」を集めた中に経験を加えて、それぞれをつなぎ合わせていくことで「知恵」になるのです。

国際教養を養う

 国際教養を身につけるには海外経験が欠かせません。経済格差や環境問題などを学ぶことによって「知識」を得、それを、現実として目の当たりにすることで「知恵」となり教養として蓄積されていきます。身近に潜む課題をしっかりと認識し、身につけた国際教養を武器に問題に対峙(たいじ)することがこれからの時代にはどのようなフィールドであっても求められます。


この学問が向いているかも 国際教養学、人文学

梅光学院大学
文学部 人文学科 教授
樋口 紀子 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 梅光学院大学で国際教養を専攻すると、必ず1年生の後期から1年間の留学をすることになっています。留学先のマレーシアはマレー系、中華系、インド系の3つの民族が住む多民族国家のため、留学中にはそれぞれの文化や宗教を肌で感じることができます。
 帰国後は、サービス・ラーニングとして日本国内の企業や行政、ボランティア団体で2カ月ほどの業務体験も行われます。授業と体験を組み合わせることで学んだ国際教養が身につき、どのような課題にも対処できるようになります。ぜひ梅光学院大学で一緒に学びましょう。

先生の学問へのきっかけ

 高校時代は施設や養護学校の教員をめざしていましたが、大学受験が思うようにいかず、英語科に入学して英語の教員免許を取得しました。卒業後に一旦就職したものの、教員の夢が捨てられず、海外経験を得るためにアメリカに留学。大学や教会でのボランティアでアメリカ国境に近いメキシコの町で活動をしました。国境を越えただけで、人々の生活がずいぶん違うことにショックを受け、それ以来海外でのボランティア活動はライフワークとなっています。現在は自分の経験を伝えるために大学で教鞭をとり、牧師として礼拝も行っています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

グローバル企業社員/マスコミ企業社員/公務員/NGO職員/NPO職員など

大学アイコン
樋口 紀子 先生がいらっしゃる
梅光学院大学に関心を持ったら

 国公私立大 合同進学オンラインイベント「夢ナビライブ2021Web in Autumn」に、樋口 紀子 先生が参加! 先生の講義ライブ動画を10月31日(日)までオンデマンド配信するほか、Zoomで先生に直接質問ができる「講義ライブ質問対応・研究室訪問」を10月3日(日)に実施。夢ナビライブは、600名以上の大学教授や200近い大学がさまざまなプログラムを実施する大型オンラインイベントなので、まずは「夢ナビライブ」で検索してください。

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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