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講義No.11415

広がるCG映像の可能性 そのリアリティを支える技術とは

CG技術による魅力的なコンテンツ

 アミューズメント施設などでも人気のバーチャルリアリティ(VR)を体験したことはありますか? 立体的で広がりのある、現実と同じようなあるいは架空の世界を目にすることができる不思議な体験は、VRの醍醐味(だいごみ)です。こうした臨場感あふれる映像を作り出すのが、コンピュータを使って描かれた映像、つまりコンピュータグラフィックス(CG)です。
 最近では、CGで作られた、生身の人間そっくりの「バーチャルヒューマン」を目にすることも多くなりました。このバーチャルヒューマンは、映画などの映像作品をはじめとした受動型のコンテンツだけでなく、VRによる体験型コンテンツにも活用されており、今後も幅広い分野での応用が期待されています。

リアルからバーチャルへ CG技術の研究

 こうした魅力的なコンテンツは、ベースとなるCG技術の発展なしには生まれません。CG技術では、人の表情や衣服の見え方など、現実の現象を数値や記号で捉え、写実的なあるいは魅力的な画像を作ることを目標とします。こうした画像をコンピュータで効率よく再現できるように、そしてクリエイターが新しいものを作りやすくすることが、研究では重要となります。

CGで人の動きをリアルに再現する

 映像の中のキャラクターの動きがまるで本物の人間のようになめらかだと、とても魅力的になります。そのためにはCGで人の動きをリアルに再現する技術が必要です。代表的な技術として、実際の人の動きを計測してコンピュータに取り込むことができるモーションキャプチャーという技術があります。この技術を利用することで、リアルタイムに自分と同じ動きをすることができるアバターと呼ばれるVRにおける自分の分身を表現することも可能になります。しかし誤認識などにより、不自然な動きになってしまうことがあります。そこでアバターの動きが自然になるように、動きの補正の研究が行われています。そのほか、操作する人の意図通りにアバターを動かすための研究なども進められています。

参考資料
1:骨格モデル
2:関節の回転情報と姿勢

この学問が向いているかも 情報工学

宇都宮大学
工学部 基盤工学科 情報電子オプティクスコース 准教授
森 博志 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 コンピュータグラフィックス(CG)は、映画やビデオゲームなどのエンタテインメントコンテンツにとどまらず、医療や教育など広い分野での応用が期待されています。それにともない技術開発も日進月歩で、可能性にあふれた分野です。しかしどんなに新しい技術でもベースとなる勉強は同じです。
 論理的思考に基づいて自分の考えを形にするために、数学やプログラミングをしっかり学ぶと良いでしょう。また英語は、論文やドキュメントを読んで新しい情報を得るための大切なスキルとなります。

先生の学問へのきっかけ

 パソコンが一般に普及しはじめた時代背景もあり、高校生の頃にコンピュータに興味を持ちました。プログラミングも好きだったので、工学部の情報系の分野に進学しました。大学時代に、CG技術が使われたバーチャルアクターが登場する映画に衝撃を受けました。こんな素晴らしい映像を自分でもつくってみたいと思い、CG技術を研究できる研究室に入り、そのまま夢中で今まで研究を続けています。新しい技術が好きで、楽しみながらものづくりに貢献できるところが、自分に合っていると思います。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

システムエンジニア

研究室
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森 博志 先生がいらっしゃる
宇都宮大学に関心を持ったら

 国公私立大 合同進学オンラインイベント「夢ナビライブ2021Web in Autumn」に、森 博志 先生が参加! 先生の講義ライブ動画を10月12日(火)までオンデマンド配信するほか、Zoomで先生に直接質問ができる「講義ライブ質問対応・研究室訪問」を10月3日(日)に実施。夢ナビライブは、600名以上の大学教授や200近い大学がさまざまなプログラムを実施する大型オンラインイベントなので、まずは「夢ナビライブ」で検索してください。

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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