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講義No.11203

日本の味は海外でも大人気! 外食産業の海外進出を考える

海外進出するチェーン店が増えている

 日本の外食企業の海外進出、国際化が加速しています。企業の海外進出については、かつての製造業だけではなく、2000年代に入ってからはサービス産業、小売業、外食産業についても盛んに研究されるようになりました。このうち外食産業については、現地法人とフランチャイズ契約をして多店舗を展開する企業などが増えたことから、より複雑で高度なマーケティングやマネジメントの観点から調査や研究が進められるようになっています。

豚骨ラーメン人気で海外に700店舗以上!

 外食産業の海外進出が増えた背景には国内需要だけでは限界があるのはもちろん、味や品質が海外でも高い評価を受けていることがあります。なかには国内は約70店舗であるのに対して、中国を中心に700店舗以上を海外展開している豚骨ラーメン店もあります。
 海外進出にあたっては、進出先の食文化などに事前のリサーチが必要です。特に食肉については宗教の影響が大きいため、海産物や鶏肉でメニュー開発をしている例が目立ちます。ほかにも、たくさんの料理を注文して食べる中国の食文化にマッチしてヒットしているイタリアンレストランチェーン、鮮度の良い卵を使ったクリームが高品質だと人気を獲得しているシュークリーム店などの例があります。

海外で多店舗展開の課題とは

 フードチェーンが進出先で多店舗展開する場合には、食材調達のマネジメントやオペレーションシステムの構築などが重要です。このようなチェーンマネジメント体制を確立しないまま進出し、撤退を強いられた企業もあります。うまくいっている例では、台湾を中心に300店舗以上を海外展開しているファストフードチェーンが、先に整備されていたコンビニエンスストアの物流インフラを活用したケースもあります。
 今後も外食産業の国際化は進むことが予想されます。企業への聞き取りや現地調査を通して、海外進出についての課題や、より良い発展について検証していく必要があります。


この学問が向いているかも 商学

愛知学院大学
商学部 商学科 講師
李 素煕 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 私は、大学進学時には将来やりたいことが明確ではありませんでしたが、大学生活の中で多くの出会いと経験があって見つけることができました。自分の興味に引っかかるものに臆せず、いろいろなことにチャレンジしていく中で、自分は何が好きで、どういう人間なのかが見えてきます。
 あなたも、勉強・研究はもちろんですが、インターンやサークル活動などさまざまな経験を積んで、自分探しをしてほしいと思います。好奇心を持ちアンテナを張っていると、普段の生活にも研究のヒントはたくさんあると思います。

先生の学問へのきっかけ

 大学では日本語学を専攻していて、日本に関連するテーマで卒論を書くときに選んだのが外食企業の国際化でした。関心を持ったきっかけは、当時日本の外食チェーン店がたくさん韓国に出店していて、なぜ海外進出が増えているのかに興味を持ったからです。また、マーケティングは理論もありますが、極めて実践的な側面を持ち合わせている学問ですが、この「実学」としてのマーケティングに魅力を感じていました。卒論の研究をさらに発展させたくなったので、大学院では商学を専攻し、外食チェーンの国際化について研究を進めています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

商社/卸売業/貿易企業/公務員など

大学アイコン
李 素煕 先生がいらっしゃる
愛知学院大学に関心を持ったら

 愛知学院大学は、建学以来、時代の要請に応えながら社会に貢献できる人材を育成してきました。130年を超える歴史を通じて受け継がれてきたのは、人間性を重視する仏教精神です。禅の教えをもとに「行学一体」の人格形成に努め、「報恩感謝」の生活のできる社会人を育成することを建学の精神としています。9学部16学科+短期大学部で構成された中部地区有数の規模と伝統を誇る総合大学。日進・楠元・末盛と2014年4月に名古屋都心部に開設した名城公園の4つのキャンパスで12,000人の学生が学修・研究に励んでいます。

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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