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講義No.10948

データサイエンスとは何か?それで何ができるか?

データサイエンスとは何か

 ビッグデータが世に溢れる時代においてデータが貴重な情報源となります。しかし、いくら情報量の大きいデータでも上手く分析できなければ、分かりやすい情報にはなりません。したがって、データ分析は非常に重要な研究活動となります。一方、データを情報に変えるには科学的な理論・方法が欠かせません。このデータ分析の理論・方法を体系化したものはデータサイエンスと呼ばれます。

データサイエンスで失業と欠員の関係分析

 失業率はよく知られていますが、労働力供給の一面を表します。また、欠員率は満たされていない企業の求人を指し、労働力に対する需要を表しています。失業と欠員はいずれも社会経済にプラスにならないので、両方をマッチングさせ解消させるべきです。しかし、求人側と求職者側のニーズが一致しないと、結果的に失業と欠員がミスマッチの状態で共存します。そこで、失業と欠員の関係を分析すれば、ミスマッチが発生した時の状況を見極めてその改善に提案できます。ところが、失業率と欠員率の関係は時間とともに変動するので、単純なモデルではそれに上手く対応できません。そこで、データの変動に追跡できる動的モデルが構築され、それで日本の失業率と欠員率の関係を分析しました。また、分析結果から日本の景気変動に関する情報を得ることもできました。

ビッグデータを利用した景気動向の分析

 景気には波があり、好景気と不景気は周期的に入れ替わっています。経済活動を行うにあたり、現状の把握や将来の予測は重要です。現在分析に利用されているものに内閣府が作成・発表する景気動向指数があります。これは幾つかの経済指標の合成で作成され、月ごとに公表されていますが、迅速性や包括性などの点で改善する余地が残っています。そこで、SNSなどからのビッグデータを利用して、景気動向分析指標の構築が行われています。


この学問が向いているかも データサイエンス、統計学、経営情報学

新潟経営大学
経営情報学部 経営情報学科 教授
姜 興起 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 世の中にはさまざまなデータが蓄積されています。それは、社会経済の動きや人間の活動について調べるために、とても重要な情報源です。しかし、データはそのままでは情報にならないため、分析する必要があります。データの分析力を身につけることは、あなたにとっても、世の中にとっても、非常に意義のあることです。
 データ分析力を身につけた人材が広く求められる時代ですから、この潮流に乗り遅れないよう、しっかり勉強してください。そしてデータサイエンスとは何か、それで何ができるのかを、一緒に考えていきましょう。

先生の学問へのきっかけ

 大学院修士課程の時に経営工学を専攻しました。研究の中でデータ分析が必須ながら統計学の知識が不足したので、苦労しました。そこで、博士課程の時は国立総合研究大学院大学に進学し、統計科学を専攻したのです。学位を取得した後、大学の教員として統計科学に関する教育に従事しながら経済データをはじめ様々なデータ分析のことを行ってきました。その中でデータサイエンスに興味を持つようになり、現在もデータサイエンスの理論と方法について研究を続けています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

教員(大学)/教員(中学校)/プログラマー/地方公務員/農業普及指導員

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姜 興起 先生がいらっしゃる
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 新潟経営大学は、人や社会にとっての利益を追究し、さまざまな課題を解決するための知識や技能が修得できる大学です。2学部3学科で構成されるカリキュラムは、経営学を軸に学生の興味・関心を掻き立てるさまざまな科目を設置しており、特にスポーツマネジメント学科や観光経営学科など、社会的ニーズが高い専門分野に特化した学びのプログラムが多数用意され、まちづくりや社会貢献に寄与する実践的学習が行われています。
 幅広いスポーツライフ環境や、観光資源に恵まれた新潟の地で、人や社会に喜ばれる人材育成をめざします。

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