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講義No.10815

シェア、クリーンエネルギー、自動運転 物流の見直しが熱い!

自動車は「持つ」から「シェアする」時代へ

 現在、物流と交通の分野では大きな改革のうねりが起こっています。それは大きく4つに分けられます。
 1つめは、「シェアリングエコノミー」です。少し前まで自家用の車は「持つ」ことが主流でしたが、近年はカーシェアやレンタルといった「使いたいときだけ使う」にシフトしています。Uber(ウーバー)などの配車サービスや、Airbnb(エアビーアンドビー)のような宿泊先の提供システムなどもシェアリングエコノミーの一形態です。

環境と労働力不足への対応

 2つめは、「環境にやさしいエネルギー」です。二酸化炭素の排出量が少ない、水素や電気、天然ガスなどを燃料とする技術が急速に進化しています。日本では現在も自動車の燃料はガソリン/・ディーゼルが主流でありますが、環境にやさしいエネルギーの開発と活用がさらに求められるでしょう。
 3つめは、「自動運転」の技術です。現在技術開発が進められているのは、宅配や輸送分野における自動運転です。その延長として、無人で宅配便を届けられる技術が、近い時期には完成するといわれています。宅配と輸送分野は人手が足りない業界なので、ラストワンマイル(お客さんの手に荷物が渡る)まで自動化されることで労働力不足の問題が解消されます。

長距離で物を運ばない世界をつくる

 そして4つめは「長距離の物流をなくす」です。例えば現在カジュアル衣料の大手メーカーは海外の生産工場で衣料品を作らせ、はるばる離れた他国の販売拠点まで荷物を運ぶことが一般的です。しかし、その国で着る物はその国で生産すれば、あれだけの長距離輸送は必要なくなります。SDGs(持続可能な開発目標)に基づいて輸送システムを再構築するなら、貿易や取引のスタイルも合わせての見直しでより効率的、かつ持続可能な交通システムの実現が可能となります。


この学問が向いているかも 商学

明治大学
商学部  教授
町田 一兵 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 広くさまざまな分野に好奇心を持っていいと思います。それには図書館を活用することが一番です。週に1度、4~5時間ほど図書館に滞在し、自分の好きなジャンル以外の本に目を向けてみてください。「こういう本もあるんだ」と新しい発見があります。コツは、よく知るジャンルの棚を見ないことです。
 そして物事を当たり前だと思わず、さまざまなことに疑問を持つことが大切です。例えばバスがガラガラに空いていたら、「貨物も一緒に運んだら良いのに」と考えてみるのです。ぜひ日常生活のさまざまな物事に関心を持ちましょう。

先生の学問へのきっかけ

 研究者になったのは、もともと母が学者だったので、その背中を見て育ったことが一因かと思います。また、大学に入学後、恩師とのめぐり合わせがあったことが大きなきっかけです。師匠は長年物流の世界で研究・指導された経験があり、日本国内で物流・交通研究において、豊富な経験を持つ方でした。この出会いから、「物流の世界って面白そう」「師匠のように大学教員になりたい」と思うようになったのです。好奇心と一人の先生との出会いが、私の人生を変えたといっても過言ではありません。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

自動車メーカー(乗用車・トラック)・営業/倉庫事業者・営業/運送事業者・営業/交通関連省庁の公務員・航空管理/物流機器メーカー・現場管理者/証券会社・物流関連の案件査定/電力会社/ネット販売事業者 など

大学アイコン
町田 一兵 先生がいらっしゃる
明治大学に関心を持ったら

 国公私立大 合同進学オンラインイベント「夢ナビライブ2021Web in Autumn」に、町田 一兵 先生が参加! 先生の講義ライブ動画を10月31日(日)までオンデマンド配信するほか、Zoomで先生に直接質問ができる「講義ライブ質問対応・研究室訪問」を10月2日(土)・3日(日)に実施。夢ナビライブは、600名以上の大学教授や200近い大学がさまざまなプログラムを実施する大型オンラインイベントなので、まずは「夢ナビライブ」で検索してください。

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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