法学、刑事訴訟法学
大阪経済法科大学
法学部 法律学科 准教授
岩﨑 正 先生

高校では教科書に書いてあること、先生が言ったことが「正解」とされます。しかし、大学での「学修」では、「正解」とされていることに対して疑い・批判の目をもつことが求められます。高校で「学習」をするときにも、「本当にその説明でいいのかな」、「ほかの考え方もあるんじゃないかな」という疑問をもってみてください。
「法学」という学問について、「条文がたくさんあって暗記しなければいけない」というイメージを抱いている人も多いかもしれません。実際には、暗記よりも「論理的・客観的に考える」ことが重視されるのです。

父親が警察官だったので、小さい頃から法律、特に犯罪に関わる刑法に興味がありました。大学は法学部に進み、ゼミでは刑法や刑事訴訟法を学びました。ゼミの先生が、刑事訴訟法の論点をさまざまな視点から論理的に説明されるのを聞いて、学問としての刑事訴訟法に魅力を感じました。そこで、研究者と実務家の両方をやってみたいという思いでロースクールに進学し、その後3年間弁護士として働きました。実際の事件でも法的な論点に直面し、それらをより深く考えるために、大学院で博士号を得て、刑事訴訟法を専門として研究しています。

大学院(ロースクール)進学/警察官