情報工学、工学
湘南工科大学
工学部 情報工学科 教授
浅野 俊幸 先生

想定外の災害がいつ、どこで起きてもおかしくない時代です。私はそうした事態に対応できる、より安心安全な社会をつくるための研究をしています。何千人、何万人もの人たちが安全に避難できるよう検討材料を提示します。問題化する前から課題を発見し、対策を考えることが必要です。
この研究は、見えない課題や問題に気づき、試行錯誤しながら検証し、自分なりの答えを導き出すトレーニングになります。これは、実社会で活用できるスキルとなるでしょう。興味があるなら、ぜひ一緒に学び、そうした力を身につけてください。

大学で生物化学を学んでいた頃、コンピュータの世界では人間の脳を模したニューラルコンピュータが注目され始めました。脳内で何が起きているのかをコンピュータで解析する事に大きな関心を持ち情報科学の世界に進みました。そして、国立研究所にて、スーパーコンピュータを使った地球規模の気象や地震、津波などのシミュレーションに関わりました。地球規模でみているうちに、そこにいる人間にどう影響を与えるのかという、人の動きへの興味が強くなり、今の研究を始めました。より現実に近いシミュレーションができるよう努めています。

ITシステム・エンジニア/電機メーカー・技術者/情報通信産業・技術職ほか