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講義No.10679

メディアって何? そして、これからどうなるの?

ネットワークがもたらしたメディアの変化

 「メディア」という言葉は、現代では主に「情報伝達を媒介する手段=媒体」の意味で使われています。古くはエジプトのパピルス、江戸時代の瓦版も立派なメディアです。20世紀は新聞、ラジオ、テレビなどの「マスメディア」が社会を作り、21世紀の今はインターネットを活用した「デジタルメディア」によって、世の中が一変しました。マスメディアの時代には情報の「送り手」と「受け手」が厳然と分かれていましたが、今やYouTubeやSNSを使って誰もが情報を発信し、受け取る立場になりました。

マーケティングも変化

 企業の広告やマーケティングも変化しています。テレビや新聞広告は不特定多数への発信ですが、デジタルメディアでは興味や生活志向など、受け手を細かく選別できるため、情報を届けたい相手にピンポイントで届く発信が可能になりました。例えば「あるアーティストの楽曲を購入した人はこのアーティストも好きなはず」と、データを分析し、おすすめ広告を届けるような手法です。また、ユーザーが商品紹介動画を作り、それが特定の層に響いて商品がヒットする例もあります。消費者はマーケティングをリードする存在にもなりつつあります。

メディアが未来の社会を作る時代

 あらゆるものがネットにつながるモノのインターネット化=IoT(Internet of Things)によって、あらゆるものがメディアになっていき、世の中はどんどん便利になっていきます。時間や労力がかかるようなことは、機械やロボットが先回りしてやってくれるようになります。人はどんどんクリエイティブなことに時間を使えるようになり、面白い企画やアイデアを考えたり、新しいモノやサービス、コンテンツを生み出していくでしょう。それは今の社会をもっと便利に、もっと楽しくするだけでなく、SDGs(持続可能な開発目標)などの社会課題の解決にも役に立つと思います。新しいメディアをつくることが新しい社会、未来をつくっていくことになるのです。


この学問が向いているかも メディア論、マーケティング

京都精華大学
メディア表現学部 メディア表現学科 教授
吉川 昌孝 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 今から10年前にYouTuberという職業はありませんでした。ドローンもプロジェクションマッピングもありませんでした。これからのメディアの変化を学び、新しいメディアを創っていくことは、今はまだ存在しない、新しい職業を生み出すことへの一番の近道だと思います。人に情報を伝えるための入れ物と中身の両方を最新のテクノロジーでクリエイトすることは、新しい仕事をつくることと同じなのです。

先生の学問へのきっかけ

 高校時代、同級生から「マーケティングって知ってる?」と聞かれたことがきっかけで、広告やメディアを使って、商品を売るための戦略を立てるマーケティングに興味を持ちました。その後、広告会社に入り、マーケティング部門の時代にはさまざまな企業のマーケティング課題解決に、生活者やメディア関連のシンクタンクにいた時には、マーケティングとメディアのこれからについて対外発表してきました。その結果、私たちを取り巻くメディア環境とマーケティングの未来について研究したいと考えるようになったのです。

大学アイコン
吉川 昌孝 先生がいらっしゃる
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 京都精華大学は、アート、デザイン、マンガ、音楽、ファッション、文学、歴史などが学べる「芸術と文化」の総合大学です。さまざまな分野を学ぶ学生、海外からの留学生が集まる多様性溢れるキャンパスです。本学では、あなたの好きなことや得意なことをきかっけに、個性を大切にしながら、それぞれの「専門性」を高める教育をおこなっています。そして、学生同士、学生と企業、学生と社会といった組み合わせで、「共に学ぶ」プログラムにも取り組んでいます。あなたの好きや得意をいかして、一緒に新しい未来を創りませんか?

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