機械工学、流体力学、物理学
湘南工科大学
工学部 機械工学科 准教授
稲毛 達朗 先生

ほかの人が避ける分野には、あなたが輝けるチャンスがあります。あえて飛び込むことで、あなたの価値が高くなるかもしれません。例えば数学を知らなくても生きてはいけますが、数学の知識があれば自然現象を理論的にとらえる手法を思いつけます。
機械工学は、エネルギーを変換する仕組みを追究する学問です。生活のあらゆる場面でエネルギーが変換されているので、「なぜこうなるのか」という疑問に学びのヒントが詰まっています。興味があるなら、こうした疑問を大切にし、深掘りできるようになりましょう。

力学にはさまざまな分野がありますが、中でも流体力学が一番苦手でした。しかし周囲にも得意な人があまりいなかったので、あえて挑戦してみようと思いました。流体力学は勉強すればするほど難しさがわかり、今でも苦手意識を持っています。それでも深みに入っていけばいくほど、知らなければ気に留めないことにも価値を見出せるようになり、研究が楽しくなりました。現在は音速を超えるような非常に速い流体を可視化する研究をメインに、より安価で強度の高いドローンを作るための構造研究などにも取り組んでいます。

情報、通信企業・開発/自動車企業・製造/空調企業・製造/空調企業・保守/公務員・技術