医用生体工学(生体医工学)
高崎健康福祉大学
健康福祉学部 医療情報学科 講師
髙橋 大志 先生

何かを生み出すには、そのことに関する知識をどれだけ理解できているかが重要です。理解がなければ物を作ることはできません。もちろん座学は必要ですが、実験や実習の中でどれだけ知識が身についているかを確認すると、本当の意味での勉強になります。
そして、理解した知識をどのように生かすかを考えることが大事です。暗記は試験のための対策であって、人生を豊かにはしません。人生を豊かにするために必要なのは、知識を役に立てられるような考え方を持つことであり、実際に動いてみることがとても大切です。

子どもの頃から機械いじりが好きで、いろいろなものを分解して遊んでいました。一方で、親が看護師だったため、手足を失った方のリハビリ風景を見ていました。小学生の頃、パワースーツ開発のドキュメンタリーを見て、義手や義足などの人体を代替する装置を作ろうと決意しました。高専で機械について勉強した後、工学部の生物機能工学科に進学しました。こうした装置の開発では、金属を削ることも、動物実験も、たんぱく質の解析もこなさなければいけません。現在は「なんでも屋」として新たなシステム作りに挑んでいます。

医療(診療情報管理士、医療事務)/ソフトウェア開発企業/医療機器卸会社/データセンター一般/食品会社製造