学校教育学、臨床心理学、心理学
上越教育大学
学校教育学部 学校教育研究科 助教
宮崎 球一 先生

もしも、あなたが自分自身を認められないような態度を取ってしまうことがあっても、それには自分を守っているという意味があると考えてください。「本当はこんな自分じゃないのに」と否定したくなるような行動でも、それはその時の環境に、自分なりに適応しようとした姿だと心理学では考えます。嫌いな自分は、その時になんとか頑張った自分なのです。
そしてあなたが、将来教師になろうと思ったら、ぜひ上越教育大学で教育学や心理学を勉強して、同じような思いを抱える子どもたちに寄り添える人になってください。

本を読むのが好きな高校生でした。私の場合は大学に進学する際にはっきりとした目的意識はありませんでしたが、心理学か文学が自分が好きなことと近いとなんとなく考え、大学に進学しました。心理学科に入学し、記憶や認知などを中心とした基礎心理学を勉強し、臨床心理学の中で基礎的な心理学が生かせる認知行動療法と応用行動分析を中心に学べる大学院に進みました。現在はその考え方に基づいた「認知行動療法」や「ポジティブ行動支援」の研究とともに、スクールカウンセラーとして心理臨床の活動をしています。

スクールカウンセラー/医療機関心理職/福祉施設心理職/公務員(心理職)/教諭(小中学校)