社会福祉学
埼玉県立大学
保健医療福祉学部 社会福祉こども学科 准教授
嶌末 憲子 先生
先生の著書

将来を考えた時、保護者や先輩など、自分の周りにいる人と同じ領域の職業を選ぶことが多く見られます。しかし、それが本当に自分に合っているかどうかはわかりません。高校生の頃は、いろいろな体験をして視野を広く持つことが大切です。地域交流やボランティア活動、アルバイトなどで、いろいろな職業の人と話す機会を持つといいと思います。映画や漫画でもいいかもしれません。「これが好きだ」というものがなくても、消去法で考えても構わないのです。そして、行政や病院、地域や企業などで活躍が期待される社会福祉を学びませんか。

「対人援助」が合っていると考え進んだ看護系教員の大学時代に、難病を抱えながら在宅で暮らす女性の介護ボランティアを通じ、異性介護がなければ生活を支えられないことに衝撃を覚えました。その後、看護師として働いた病院でも、在宅介護の専門職が不足する状況を目の当りにしたため、社会福祉について学ぶべく大学院に進学し、実践的な研究「生活場面でのコミュニケーション」に着手しました。そして、研究成果を現場に還元するには、誰もが読める日々の記録が必要と考え、質の向上や効率を高められる記録の開発研究を進めてきました。

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