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講義No.10381

日本のアスリートが国際大会で活躍するためのサポート

日本のスポーツは100年遅れ?

 一説には、「日本のスポーツは100年遅れている」とも言われています。欧米では、例えばスポーツくじなどを買い、一般の人も競技スポーツを支えていくという文化が根づいていますが、残念ながら日本ではまだそうした意識が低いのが現状です。日本は島国ということもあって、海外の情報を得にくい部分があり、スポーツ界においては独自のやり方が長年続いてきました。
 近年、競技スポーツの世界では、アスリートのパフォーマンスを上げるために、データ分析を重視する科学的な取り組みが進んできています。それにともない、コーチングなど選手をサポートする手法も変わりつつあります。

選手は「感覚」に頼ってしまう

 スポーツ選手は、経験を基に身体感覚のみに頼ったトレーニングをしがちです。コーチやトレーナーなどサポートする側は、科学的な裏付けに基づいて、どうすれば体を効率的に動かせるか、この競技にはどういうフォームが向いているのか、などを指導します。当然、個人によって向いているやり方は異なるため、身長、体重、手足の長さなどの身体的特徴と、瞬発力、回復力などの体力的特徴をきちんと計測し、そのデータを基にコーチングしていくことが重要です。数値化し、可視化することによって、選手にも理解しやすくなります。

ビジネスモデルを応用する

 ビジネスの世界には、PDCAサイクルという言葉があります。「Plan」「Do」「Check」「Action」という4つの工程をくり返すことでシステムを改善していくという考え方です。この発想は、スポーツにも応用できます。大切なのは、選手が自分で考えることです。考える習慣を身につけさせることで、目的に向かってどんな努力をすればいいかを把握し、その結果を検証し、自ら改善して次の行動に踏み出すことができます。
 このように選手を導いていくことが、パフォーマンスを上げることにつながり、ひいては日本のスポーツ振興につながっていくのです。


この学問が向いているかも スポーツ科学、スポーツ薬学

日本薬科大学
薬学部 医療ビジネス薬科学科 講師
松永 修司 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 何かのスポーツに打ち込んでいて、将来プロの選手になりたいと考える人は多いと思いますが、直接スポーツをしなくても、スポーツに関わることのできる分野はあらゆるところに存在しています。
 スポーツジムや管理栄養士、靴やスポーツウェアのメーカー、飲料・食品メーカーなど、スポーツの経験を生かせる仕事がたくさんあります。スポーツの海外遠征で語学力を磨き、外交に生かす人もいます。あなたがスポーツ好きなら、スポーツ選手になるだけではない、将来の進路もぜひ考えてみてください。

先生の学問へのきっかけ

 元レスリングの選手で、国際大会にも出場した経験があります。父もオリンピックに2回出場したレスリング選手、祖父は野球選手という、スポーツ一家に育ちました。大学までレスリングに取り組み、日本代表として海外遠征に行くようになると、選手に対して行われているサポート活動に関心を持ちました。サポート活動を科学的見地から研究している人はいますが、よりスポーツの現場に近いところにいる研究者が求められているのではないかと考えたのです。現場と研究の場をつなぎ、スポーツ指導者に助言を行える研究者をめざしています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

公務員(警察官・消防士・教員)/証券会社/広告代理店/飲料メーカー(スポーツドリンク販売促進)/製薬会社/トレーナー(鍼灸柔整あんまマッサージ)/フィットネスクラブ

大学アイコン
松永 修司 先生がいらっしゃる
日本薬科大学に関心を持ったら

 ■薬学科は、創造的医療人、時代の変化に適応できる医療人、惻隠の心をもつ医療人、統合医療を実践できる医療人の養成を目標としています。西洋医 学主体の医療に、日本の伝統医学である漢方医学が持つ未病と治療の概念を融合した「統合医療」を実現させることを目指しています。
 
 健康薬学コース、漢方薬学コース、医療薬学コースを設置。
 
 ■医療ビジネス薬科学科は薬学の広い知識をもち、医療関連産業および医療機関に従事し、公衆衛生の向上と増進に貢献できる人材の養成を目標としています。

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