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講義No.10098

保育を想定し先生役と園児役になる体験で、保育力がパワーアップ!

幼稚園の先生はプランナー

 幼稚園での遊びや活動は、その日の気分で行われているわけではありません。先生たちが事前に指導案を考えているのです。例えば、色紙でアジサイを作るとしたら、まずさりげなく保育室にアジサイの花を飾っておき,興味がもてる環境を整えます。作るときには、説明しながら「作りたい」という意欲が持てるようにしていきます。道具や材料の使い方をサポートし、「こうしたらどうなるかな?」「みんなAちゃんを見てごらん」などとイメージをふくらませる声かけをします。保育環境の場を設定し、子どもの活動を予想し、その活動に対してどのような援助や配慮をしていくかを考えて立案しているのです。

学生が先生役と園児役を演じる授業とは?

 幼稚園での活動を体験する模擬授業が、保育者養成の場で実践されています。ユニークなのは、先生役も園児役も学生が演じることです。実際の子どもたちに指導の感想を聞くことは難しいですが、園児役の学生からは率直な意見や感想を聞くことができます。園児役の学生にとっても「この先生の説明はわかりくい」「あの先生のように私もやってみよう」と自分が先生をするときの参考になります。また、「3歳の子どもは、どんなことを考えて、どんなことを感じているのだろう?」と子ども目線で考えることができます。それぞれの立場からの学び合いを大切にしています。

多岐にわたる保育に応える実践力

 女性の社会進出によって、さまざまな保育のニーズが高まり、保育の質・量ともに多くを求められるようになってきました。実際の保育の知識や技能だけではなく、発達や家庭のいろいろな問題を抱えている子どもと保護者への理解と支援も必要になっています。そのすべてに対応することは難しいかもしれませんが、保護者と一緒に子どもを支えていきながら、現場での経験を蓄積して自分も一緒に成長していくような、実践力を持った保育者が求められています。模擬授業はその実践力を身につける、またとない機会なのです。


この学問が向いているかも 保育学、幼児教育学

椙山女学園大学
教育学部 子ども発達学科 准教授
清 葉子 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 保育の仕事は、毎日発見があり、子どもの成長を感じ、いつまでも子どもから学ばせてもらうことのある、終わりのない分野です。だからこそ面白く魅力があります。保護者の方とも子どもの成長を共感することができるやりがいのある仕事です。
 近年、保育者をめぐる環境が整備され、給与や働き方など処遇の改善や就職後の研修制度なども整ってきました。あなたが子どもに興味があるのなら、できないことに目を向けるのではなく、得意なことに目を向け、その得意なことを大学で伸ばし、子どもと共に成長できる保育者をめざしましょう。

先生の学問へのきっかけ

 学生時代のボランティア活動で、子どもと一緒に過ごし、何かをするという経験が楽しくて、いつか保育の仕事に就きたいと思っていました。願いがかなって幼稚園教諭になったとき、何気なく自分が幼稚園時代に書いたものを見ると「大きくなったら幼稚園の先生になりたいです」と書いてあり、「夢がかなったんだ!」と改めて思いました。その後、大学院に進学したのは、保育の現場で子どもと接するうちにもっと保育や子どもの世界を専門的に学びたいと思ったからです。保育職経験者として保育の魅力を発信していきたいと思っています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

幼稚園教諭/保育士/保育教諭/福祉施設職員/小学校教諭

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清 葉子 先生がいらっしゃる
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 時代をこえて
 自立した女性を育む
 女子総合大学として。
 
 椙山女学園大学の起源は、明治時代に創設された女学校にあります。日本が真に伸展するためには、女子教育を向上させ、女性がもつ力を社会の中で生かすことが不可欠と信じ、時代に即した先進的な学びに取り組んできました。そのスピリットは今に受け継がれています。いつの時代も揺ぎない一人の人間としての価値観を育み、凜と生きるしなやかで逞しい力を養成する女子総合大学ならではの豊かで多様な学びが、ここにあります。

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