夢ナビ夢ナビは、さまざまな言葉をデータベースから検索・閲覧し、将来の進路を決める“きっかけ”を提供します。

講義No.09814

言葉や身振りでコミュニケーションを助ける「進化型会話ロボット」

タスク指向型から、より進化した会話ロボットへ

 音声認識技術の飛躍的な進歩により、人間の言葉を理解して反応する賢いコンピュータは、すでに私たちの生活に浸透しはじめています。その大半は、今日のニュースを教える、スケジュールを管理するなど、ある程度決められた人間の指示や命令を理解する、タスク指向型の対応システムです。
 さらにその先を行くのが、会話の文脈を理解したうえで簡単な仕事ができるロボットです。研究も進んで実用化されつつあり、人と人との対話を助ける会話ロボットとして期待されています。

感情のやりとりも促進する

 人間同士のコミュニケーションには言葉はもちろん、感情の交流も大きく関わっています。会話は、相手の表情やしぐさから感情を理解し、共感したりほめたり、時には怒りをなだめたりしながら進むものですが、初対面の人同士や高齢者の集まりなどではスムーズにいかないこともあります。会話ロボットは、そんな場面でも活躍します。人間の感情を認識し、感情に則して応答しながら、人間同士の感情のやりとりを促進したり、やわらげたりすることができるのです。人間と同じような自然な会話は難しくても、相づちを打つなど、少し知的で気の利いたやりとりができるロボットが、滞りがちな会話を助けてくれます。

ロボットの技術開発に優れた日本

 人工知能(AI)を搭載したロボットの開発は世界各地で活況ですが、コミュニケーションの相手として日常に入り込むには、親しみやすいキャラクターであることも大切な要素です。その点、日本製は小型で軽量、さらに声やしぐさがかわいらしく工夫されており、優れています。コストパフォーマンスも高く、導入が進む高齢者福祉施設ではさまざまなシーンで活用されています。
 言葉や表情、動作などから人間と環境を理解し、状況に則した適切な言葉や身振りで人間を知的に支援する会話ロボットは、人間の行動や感情に好ましい影響を与えてくれるので、今後も多くの場所での活躍が期待されています。

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この学問が向いているかも 情報工学

秋田県立大学
システム科学技術学部 情報工学科 教授
堂坂 浩二 先生

メッセージ

 高校から大学に進んで学ぶ年代は、人間の能力が飛躍的に伸びる時期です。また人生にとって重要な決断に迫られたり、貴重な出会いがあったりするときでもあります。あなた自身が、自分に限界をつくることなく、可能性を信じて積極的にチャレンジしてください。そして大きく成長してほしいと思います。
 少しでも興味を持つことがあったら、見て、触れて、体験してください。自分に合うかどうかは、やってみないとわかりません。自分らしさって何だろうと考える前に、まず行動してみましょう。

先生の学問へのきっかけ

 高校生の頃から数学や物理が好きでした。大学は迷わず工学部へ進み、コンピュータや情報処理について学んでいました。そんなある日、図書館で『人工知能』というタイトルの書籍に出合い、人工知能について学ぶようになりました。その頃、時代は第2次人工知能ブームでした。1986年には人工知能学会もスタートし、私も研究に没頭しました。現代はインターネットやハードウエアが普及し、ディープラーニングのような機械学習も発達したことから、人工知能の分野は急速に研究開発が進み、私たちの身の回りにも浸透しはじめています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

情報通信会社設計開発/電子部品メーカー生産管理/製薬会社生産管理

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堂坂 浩二 先生がいらっしゃる
秋田県立大学に関心を持ったら

 10月5日(土)に夢メッセみやぎで開催される大学研究&学問発見のための国公私立大 合同進学ガイダンス「夢ナビライブ2019仙台会場」で、堂坂 浩二先生が【言葉を通して人をたすける「会話ロボット」】というタイトルの講義ライブを14:20から実施! 全部で140名の大学教授が講義ライブを実施するほか、本学を含む118大学が個別ガイダンスを実施します。詳しくは
 https://yumenavi.info/live/sendai/をご覧ください。

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