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講義No.09804

ハンバーガーの価格から、人生設計を考える!

ビッグマック指数とは?

 マクドナルドのビッグマックの価格は390円(以下相場は2019年4月現在)です。ところがアメリカでは5.5ドル、日本円で約620円です。品質も原材料もほぼ同じなのに、この違いはどこからくるのでしょう?
 モノの価格は、原材料のほかに賃金や水道・電気料金などのコストを計算した上で決定します。つまり価格を見ることで、その国のお金の購買力(モノやサービスと交換する力)を総合的に判断することができるのです。世界中で品質がほぼ同じビッグマックの価格で比較するので「ビッグマック指数」と言われています。

日本は貧しくなっている?

 ビッグマック指数で見ると日本は1ドル=71円相当になりますが、実際の為替相場は1ドル=110円前後ですから、円が過少に評価されていることがわかります。
 1998年は1ドル=約130円でしたから、2019年には20円分、円が高くなっていると思うでしょう。ところが物価による影響や貿易額の割合などを考慮して計算してみると、2019年は過去30年間で最も円が安いということができます。円安になると輸出型の企業が海外で販売しやすくなる一方で、海外から輸入するモノは高くなり、円で受け取る賃金や資産が目減りすることになります。国内で暮らしていると気づきませんが、ドル基準で見ると、日本は以前より貧しくなっているとも言えるのです。

国に頼らず、自分で努力を

 また、日本人のライフサイクルも大きく変化しました。人生は「結婚」「教育」「住宅」「老後」と、大きな費用がかかる時期が4つありますが、晩婚化でそれが人生の後半に集中しているのです。また今後は給料がそれほど上がる見通しはなく、日本人の長寿化や、老後の年金を支える現役世代の人口減少により、収入が目減りする可能性があると考えられます。お金に困らない人生を送るために、国の社会保障に頼らず、金融や経済に関する知識や判断力、すなわち金融リテラシーを身につけることが各自に求められているのです。

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この学問が向いているかも 生活経済学、経済学

愛知産業大学
経営学部 総合経営学科 教授
奥田 真之 先生

先生の著書
メッセージ

 幸せな人生を送るためには、自分らしい生き方を見つけ、社会人として自立する「人生設計力」を身につけておく必要があります。私の授業では、そのために必要な金融や経済に関する知識や判断力(金融リテラシー)の習得をめざしています。ぜひ自分らしく人生を幸せに送るために、お金に関する知恵を身につけてください。
 経済学を学ぶと、円安・円高などの現象や、見ただけではわからない世の中の仕組みやその裏側を知ることができます。生涯を通じて、お金を自分の味方につけられるようにしていきましょう。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃、古いお金を集めていました。といってもコレクションではなく「当時の人は、このお金でどんな暮らしをしていたんだろう」と想像するのが好きでした。大学卒業後は銀行に就職し、企業経営や地域経済に関する調査や研究を担当します。取引先のお客様がお金と上手につきあって、幸せになるにはどうしたらいいか考え始めました。現在は、講演会や新聞で金融や経済の情報を発信しながら、(1)中小企業がお金を円滑に調達し、ビジネスを維持・発展させる方法、(2)若い人たちが金融や経済を効果的に学ぶ方法を研究しています。

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奥田 真之 先生がいらっしゃる
愛知産業大学に関心を持ったら

 7月20日(土)にポートメッセなごやで開催される大学研究&学問発見のための国公私立大 合同進学ガイダンス「夢ナビライブ2019名古屋会場」で、奥田真之先生が【人生に役立つお金のキホンを身につけよう!】というタイトルの講義ライブを15:10から実施!全部で206名の大学教授が講義ライブを実施するほか、本学を含む145大学が個別ガイダンスを実施します。詳しくは
 https://yumenavi.nagoya(パソコン、スマホ、ケータイ共通)をご覧ください。

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