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講義No.09707

海外での先生体験は受講生の新しい自分像を生み出す

海外にルーツを持つ児童生徒の急増

 日本を訪れたり日本で働いたりする外国籍の人が急増しています。それにともない、日本の小中学校に通う「海外にルーツを持つ子ども」も増加の一途をたどり、教育現場がグローバル化しています。こうした異なる文化、宗教や言語を背景に持つ児童生徒の増加は、学校教育の現場に新たな課題を生み出しています。

グローバル世界で活躍する人材育成

 グローバル社会の中で、持続可能な社会の仕組みを作り出すにはどうしたらよいでしょうか。これには世界中の多くの知識や人々の力をまとめ、次の社会へとリードする人材が求められます。このためグローバルな視点を持つ教育プログラムを開発し、教育していく必要があります。
 例えば教員養成の観点で考えると、価値観や習慣など文化的背景の違いや宗教的背景の違いにどのように対処していくか、といった課題を解決する能力の養成には、従来の教育の仕組みでは不十分です。一方、理系研究者養成の観点で考えると、社会での自己実現のためには異なるバックグラウンドを持つ人たちに専門的な内容を伝えるマインドの養成が必要になります。

海外の若者に、日本の先端科学・技術を伝える

 グローバルリーダー養成の方策として考え出されたのが、学際的なチームを組み、学生自らが主体的に学ぶ教育プログラムです。価値観や文化が大きく異なる「文系」と「理系」の学生が協働して、最先端の科学研究をもとに教材や教育プログラムの開発を行います。この教材を使いながら、ASEAN諸国の高校で、英語で日本の先端科学・技術を伝える科学教育を実践します。従来の教育活動の枠を超えた経験を積むことにより、グローバルな視点を持つリーダー人材の養成が期待されます。
 今、海外で注目される日本は、サブカルチャーの世界です。しかし、このプログラムでは日本の先端科学を教材として紹介しつつ、海外の若者が日本の科学・技術文化に触れ、もう一度科学・技術の面から尊敬される日本を取り戻すためのものでもあるのです。

海外での教員体験が促す学生の成長とは?

夢ナビライブ2019 東京会場

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教育を研究することとは?

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教員育成とグローバルの結びつき

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授業開発から海外研修へ

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この学問が向いているかも 教育学

千葉大学
教育学部 学校教員養成課程 養護教諭コース 教授
野村 純 先生

メッセージ

 スマートフォンの普及により、「本を全く読まない人」が増えていると聞きます。本どころかマンガも読まない若者も多いようです。その影響か、「日本語能力」が低下した学生が散見されます。本を読まなければ、多様な「言葉」に触れることができませんし、体系的で理論的な「知識」を獲得することもできません。
 「言葉」と「知識」がなければ思考を深めることができず、豊潤な人生を送ることが難しくなります。ですから、なるべくたくさんの本を読んでください。堅苦しい純文学である必要はなく、対象はマンガでも構いません。

先生の学問へのきっかけ

 私のもともとの専門分野は免疫生化学やストレス科学で、その分野で医学博士号も取得しています。縁あって千葉大学の教育学部で教壇に立つようになりましたが、以前から科学者や研究者の養成に興味を持っており、2008年から「科学技術振興機構」の「未来の科学者養成講座」にて、中学生と高校生を対象にした科学教育にも取り組んでいます。またそこで得られた知見や成果を活用して、ASEAN諸国の高校生に科学を教える教育プログラムを開発し、実施しています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

養護教諭/教育関連企業/大学職員 など

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野村 純 先生がいらっしゃる
千葉大学に関心を持ったら

 千葉大学は、他大学にないユニークな学部を含む全10学部を擁する総合大学です。学際的文理融合の精神のもとに、教育研究の高度化、産官学の連携推進、国際交流の拡充を進めています。近隣には放送大学、国立歴史民族博物館などがあり、各分野で共同研究が行われています。「つねに、より高きものをめざして」の理念のもと、世界を先導する創造的な教育・研究活動を通しての社会貢献を使命とし、生命のいっそうの輝きをめざす未来志向型大学として、たゆみない挑戦を続けます。

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