臨床心理学、行動療法学

「この人だったらどう考えるだろう」と想像してみましょう。相手の気持ちを完全に理解することは難しいですが、「このように考える可能性がある」ということならば想像することができます。
例えば車を運転していて後ろの車に追い越されたとします。あなたが怒ってさらにスピードを上げてしまうとカーチェイスになり、とても危険です。しかし「あの人には急いでいる事情があるのだろう」と考えると冷静になることができます。このように他者の事情を考える習慣をつけると、他者に少し優しくなれるでしょう。

家族から「家族なのにどうしてわかってくれないの?」と言われ、「家族だからといって相手の気持ちが理解できるわけではないのに」と不思議に思いました。そして「他者の考えを理解する」という人の心の動きに興味を抱き、心理学を勉強することにしました。
大学で心理学を勉強し始めたときは、漠然とした心理学概論に面白さを感じることができずにいましたが、実験でデータを集めて分析することで、漠然とした理論が証明できるようになると心理学が魅力的に見えてきました。仮説が実証されたときの嬉しさが癖になり、研究を続けています。

医療機器メーカー営業・個別カウンセリング(カスタマイズのため)/スポーツ塾インストラクター/児童養護施設指導員