教育社会学

あなたは今、たくさんのことを勉強していると思いますが、高校では勉強できないようなものを大学で学ぶことができます。ですから、早いうちから専門分野が決まっていなくてもいいし、むしろ好きなことをあまり狭く絞り込まないほうがよいとさえ思います。大学に入ってからも選ぶチャンスはありますし、一つの学部や学科の中にも幅広い学習内容があり、選択肢がたくさんあるからです。
今は、いろいろな新しい情報に触れたときにそれをキャッチできるような柔軟な心を持って、普段から勉強したり生活したりすることを大切にしてください。

もともと教育に関心があり、大学では教育学を専攻しました。大学に入学してから周りの友だちに刺激を受けて本を読みあさりましたが、その中にデュルケムという社会学者の著書『自殺論』がありました。データを使って社会の統合の具合と自殺には関連があるという説を出したものです。今まで当たり前に見ていた教育に関するいろいろな現象も、社会という少し遠めの観点から見たらまた違って見えるのではないかと思いました。このことから社会学に興味を持ち、教育社会学という分野を勉強するようになったのです。

国家公務員/地方公務員/教員/シンクタンク研究員/大学研究者/調査会社調査実務/国際機関職員/保険会社社員/メーカー社員など