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講義No.09189

普段の買い物を通じて、社会に貢献する

ソーシャル・プロダクトとは

 社会問題の解決につながる商品を「ソーシャル・プロダクト」と言います。ソーシャル・プロダクトには、環境配慮型商品や寄付つき商品、フェアトレード商品、オーガニック商品などがあります。例えば、環境配慮型商品はその商品を購入し、使用することで、間接的に環境問題の解決につながるという商品です。農薬を使わないで生産される有機野菜などは、オーガニック商品です。ソーシャル・プロダクトを好んで買う人を「エシカルコンシューマー(倫理的消費者)」と言い、そのような消費者は日本に2割弱存在するという調査結果が出ています。

日本でも社会問題に貢献しようとする流れが

 最近の日本では、企業が商品の売り上げの一部をNPOなどの団体に寄付する「コーズ・リレイテッド・マーケティング」が盛んに行われるようになってきました。東日本大震災では、被災地の商品を買って応援するといった活動も行われました。
 日本では、1960年からベルマーク運動が始まり、商品を買って寄付をするという活動は現在も続いています。しかし、日本の企業はCSR(企業の社会的責任)活動や社会貢献をしているのにアピールしない傾向がありました。それは、よいことをしてもあまり表に出さないことを美徳とする文化が背景にあると考えられますが、現在はそういった活動をしていることを企業は積極的に消費者に伝えるようになりました。

今後求められる消費者の社会的責任

 私たちが商品を買うのは、ある意味で商品を製造・販売している企業に投票しているのと同じことです。もし社会的責任を果たしていない企業の商品を買うのを皆でやめると、その企業はビジネスを続けていくのが難しくなるでしょう。このような消費者の社会的責任は、欧米では普段の買い物に組み込まれています。日本でも今後、商品を製造・販売する側の企業の社会的責任だけではなく、それを買う側の消費者の社会的責任も求められるようになるでしょう。


買うことで社会を変える

この学問が向いているかも 経営学

千葉商科大学
商経学部 経営学科 教授
大平 修司 先生

メッセージ

 私は、マーケティングや消費者行動論を専門に研究しています。研究者になろうと思ったのは、大学2年の頃、ゼミの先生が難しい本を楽しそうに読んでいるのを見て、感化されたためです。実際に毎日研究をしていて、時には徹夜をするなど、大変な日もありますが、苦痛を感じることはなく、充実した日々を送っています。
 あなたは今、将来どういった道に進もうか迷っているかもしれませんが、大学は一生の仕事を決めるぐらい重要なところですから、しっかり選んでください。

先生の学問へのきっかけ

 例えば、環境に配慮した商品を買って使用することは、間接的に環境問題を解決することにつながっています。私は、こうした消費者行動とマーケティングを研究しています。この分野に興味をもったのは、大学2年生の時です。アダム・スミスの『国富論』という本を嬉しそうに読んでいる教授がいて、そんなに面白いなら、と経済活動に関心を抱きました。マーケティングが面白いと思ったのもこの頃です。大学院在学中は、NPOが注目を集め始めた時期で、応用マーケティングの一部であるソーシャル・マーケティングが研究の中心になりました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

小売業/マーケティング・リサーチ会社/証券会社/公務員 など

大学アイコン
大平 修司 先生がいらっしゃる
千葉商科大学に関心を持ったら

 商経学部は簿記・会計、語学、ITを基礎に幅広い知識を学び、実社会で活躍できる力を身につけます。政策情報学部は文系理系を越えてITエンジニアやテレビ番組制作者、公務員や政策実務家が誕生しています。サービス創造学部は学問・企業・活動を通して学び、ビジネスで世の中を豊かにできる、「新しいサービスを創造する人材」を目指します。人間社会学部は世の中の課題を解決し、人にやさしい社会をつくるための力を身につけます。国際教養学部は国内外の場所を問わずグローバルに活躍できるビジネスパーソンを目指します。

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