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講義No.09141

社会福祉の専門職―ソーシャルワーカーの役割と基本態度・技術

社会福祉とソーシャルワーカーの役割

 社会福祉とは人権がまもられ、誰もが社会から排除されることなく、自分らしく生きていける、そして共生できる社会の実現をめざす総体のことです。そして、社会福祉の実践を担う専門職がソーシャルワーカーであり、国家資格の名称が社会福祉士です。
 ソーシャルワーカーの役割は生活課題のある人に対して、その人の能力を生かすとともに、さまざまな人々と連携しながら、福祉関連の支援や制度を活用し課題を解決、軽減することです。加えて、地域の福祉課題を発見し、その解決に向けて地域の人々を結びつけたり、新たな支援をつくりだす役割もあります。
 ソーシャルワーカーが活躍する分野は児童、障がい者、高齢者をはじめ、生活困窮、地域、医療、教育、司法、福祉ビジネスなど幅広くなっています。

ソーシャルワーカーが備えるべき基本態度

 ソーシャルワーカーによる支援では、人とのコミュニケーションが欠かせません。また、利用者から信頼されることが重要です。そのためには利用者と出会う場面、例えば、利用者との相談支援面接における態度が大切になります。
 この面接におけるソーシャルワーカーの基本態度としては、受容・傾聴・共感が求められます。受容とは利用者の存在をあるがままに、温かみをもって受け入れること、傾聴とは利用者の話にじっくりと耳を傾けること、そして、共感とは利用者の気持ちや感情をわが身のことのようにとらえ、その心情を深く理解することを意味します。

必要となるコミュニケーション技術

 ソーシャルワーカーが利用者とかかわる際には上記の基本態度、そして言語的コミュニケーション(音声や文字によるメッセージのやりとり)とあわせて、非言語的コミュニケーションが大切になります。非言語的コミュニケーションとは、表情、動作、服装など非言語的な記号によるメッセージのやりとりのことです。ソーシャルワーカーは、非言語的コミュニケーションにも留意して利用者とかかわり、良好な支援関係を築くことが求められます。

ソーシャルワーカーとコミュニケーション

夢ナビライブ2018 大阪会場

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この学問が向いているかも 社会福祉学

桃山学院大学
社会学部 社会福祉学科 准教授
梅谷 進康 先生

メッセージ

 人は、さまざまな生活課題を抱える場合があります。例えば、育児・介護と仕事の両立、居場所や人とのつながりがない社会的孤立、経済的困窮、障がいなどです。
 そのような生きづらさに対して、社会保障制度、地域社会、福祉専門職による支援、利用者本人や家族などの取り組みによって、解決していくものが社会福祉です。
 この学問では人権について学ぶとともに、人と人との関わりや地域づくり、社会の仕組みを学びます。あなたも、生活に直結し、人の役に立つことが直接的にわかる学問である社会福祉について学びませんか。

先生の学問へのきっかけ

 大学卒業後、高齢者福祉施設でソーシャルワーカーの仕事をしていました。福祉現場で実際に利用者とかかわりをもちながら、社会福祉をさらに専門的に学ぶため大学院に通い、その後、研究者の道へと進みました。専門はソーシャルワークと高齢者福祉で、現在は地域包括ケアシステムの研究を主にしています。研究とあわせて、大学生のみならず地域住民や福祉専門職を対象にした教育活動、社会貢献として複数の市の行政計画策定や進捗管理の委員、そして社会福祉法人の理事も務めています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

官公庁/社会福祉協議会/福祉施設・機関/病院/教育機関/刑務所/福祉関連企業/一般企業など

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梅谷 進康 先生がいらっしゃる
桃山学院大学に関心を持ったら

 大学4年間は、実社会で活躍する前の最終教育期間です。実社会で問われるのは、解決すべき課題を見出し、その課題を具体的に解き、そして実行する力です。この課題解決と実行のためには物事の本質を見抜く力を自らが獲得していかなければなりません。
 桃山学院大学は「自ら学ぶ力」をはぐぐむ大学。勉学、クラブ活動、ボランティア活動、海外研修、キャリア支援など、学生が自身の能力を自覚し、4年間で磨き上げていくための環境整備に力を入れています。
 みなさんも桃山学院大学で「自ら学ぶ力」を身につけませんか。

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