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講義No.09064

SNSの登場により、私たちの消費行動はどう変わったのか?

SNSが消費者行動を変えた?

 私たちは、洋服や家電製品といったものを消費して生活しています。近年では、それを買った消費者によって、InstagramやTwitterなどのSNSでたくさんの商品情報が発信されています。また、買い物をする前には「失敗したくないから」と、口コミ情報やSNSをチェックする人も増えています。こうしたSNSは消費者の行動をどのように変化させたのでしょう?

SNSは、自己呈示の一手段

 大なり小なり、人は「相手にこう見られたい」という思いを持っています。ひと昔前までは、高級ブランド品を持つ姿などによって、そうした願望を満たしていました。今は自己呈示(自分にとって望ましい印象を相手に与えようとする行為)の一環としてSNSにファストファッションや100円均一グッズなど、あらゆる商品がアップされ、「この商品を持っている私(はこういう人間だ)」が表現されています。さらに、SNSに自分の行動をアップすること自体がこうした思いを満たすアイテムの一つとなり、企業活動に影響を与えているのです。
 こうした変化に合わせて、企業にはスピーディーに戦略を立てるマネジメント力が求められます。そのために、市場を知るマーケティングが重要になってきます。

今の社会の分析が、未来につながる

 SNSの登場で、消費者の口コミの形態も大きく変化しました。一方で、「これ、いいよ」、「私も買おうかな」というコミュニケーションにSNSが使われているというだけであって、ベースはあまり変わっていません。また、企業による「商品を買ってほしい」という思いと、消費者の「これ、いい」という思いがマッチしたときに消費行動が起こるという本質も、基本的には変わってはいないのです。
 今はSNSが主流ですが、近い将来、別のインターフェース(媒介の手段)が登場しているかもしれません。今起きている事象を分析し、社会に何が起きているか、何が変化しているのかということを客観的にとらえることで、今の経験を未来につなげることができるのです。


この学問が向いているかも 経営学、マーケティング学

名古屋市立大学
経済学部 マネジメントシステム学科 講師
山本 奈央 先生

メッセージ

 人はなぜ、その商品を選び、お金を出して買うのでしょうか。どの分野においても、「なぜ、どうして?」と考え、関心を持つことがとても大切です。マーケティングを学べば、ショッピングが好きな人は自分の行動が明確になり、アルバイト経験がある人は「なぜ、顧客はその商品を買うのか」といったことがわかってきます。
 マーケティングを知ることは、社会の仕組みや自分自身の行動の源を知ることにつながります。社会に興味があるのなら、ぜひ社会の事象をつかめる経営学を学ぶことも考えてみてください。

先生の学問へのきっかけ

 進路を決める頃、高校の進路資料室でたまたま手にしたのは『経営学がわかる』というムックで、目に留まったのが「マーケティング」についてのページでした。企業の戦略と消費者行動との関係や、社会の仕組みを知る経営学について知り、「買い物好きな私が楽しく学べる学問はこれだ!」と思いました。
 進学した大学には、マーケティングを研究する教授がたくさんおり、大学院では進路の決め手となったムックで紹介された教授の元で学ぶことになりました。こうした環境で経営学の奥深さを知ることとなり、現在の研究につながっています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

自動車メーカー/産業財メーカー/通信会社 など

大学アイコン
山本 奈央 先生がいらっしゃる
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 名古屋市立大学は、医学部・薬学部・経済学部・人文社会学部・芸術工学部・看護学部・総合生命理学部の7学部とそれぞれの研究科およびシステム自然科学研究科からなる総合大学です。
 大学の最も重要な使命は、優れた教育を通して地域および国際社会で活躍する有為な人材を育てること、すなわち「人づくり」です。知識の詰め込みではなく、自ら課題を見つけ、その解決に正面から取り組む姿勢を養うため、本学では、学生と教員の触れ合いを大切にし、演習、実習を重視する少人数教育を行っています。

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