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講義No.09034

ココロとカラダの関係を知って、上手にセルフコントロール

ココロとカラダをつなぐ「自律神経」

 あなたのココロの状態は、あなた自身の生活習慣と深い関係があります。成人10万人を対象とした調査によると、日頃から十分な睡眠や規則正しい食事などを取っている人は、ストレスに対する耐性が高いということがわかっています。つまり、カラダの健康につながる生活習慣は、ココロの健康にもつながるのです。ココロとカラダをつなぐものの一つが「自律神経」で、緊張すると優位になる「交感神経」、リラックスすると優位になる「副交感神経」で構成されています。心身の健康は2つの神経が交互に働きながら調整しているのですが、そのバランスが乱れるとさまざまな不調が表れてきます。

毎日の生活を見つめ直して、ココロも健康に

 主に生活習慣の乱れやストレスが自律神経のバランスを乱す要因になります。ココロの健康を維持するには、遅くまで起きている夜型生活を改め、7時間程度の睡眠をしっかり取ることや、栄養バランスを考えた3食と、適度な運動が必要です。不安や悩みを一人で抱え込まず、早めに相談できるネットワークを持つことも大切です。友だちや両親をはじめ、学校の先生、近所の幼なじみなど、私たちは自分が思っている以上に多くの人々とつながっているものです。このような日頃からの関係づくりも重要です。

セルフコントロールのスキルを身につけよう

 ココロが疲れているときは、軽い運動が心身の緊張を和らげてくれます。特に午後3時以降に運動をすると、睡眠の質が高まりますし、料理や音楽鑑賞など、自分が楽しく集中できることも効果的です。また、マインドフルネスといった瞑想(めいそう)法やカウンセリングといったココロを安定させる方法もあります。私たちにとって心身の健康をセルフコントロールする力は、学習効果を上げたり、社会で活動するための重要なスキルとなります。また、これらの知識は、ストレスやショックを受けた人々のココロのケアなどにも生かされます。

ココロとカラダの関係とセルフコントロール

夢ナビライブ2018 大阪会場

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交感神経と副交感神経の働き

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自律神経の乱れの原因と影響

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講義を視聴する(1分 その3)

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この学問が向いているかも 健康科学

桃山学院教育大学
教育学部 教育学科 教授
栗岡 住子 先生

メッセージ

 好きな人に会ってドキドキしたり、試合に負けて悔しくて眠れなかったりした経験はありませんか。ココロとカラダの働きは密接に関係しています。お互いをつなぐものの一つに、「自律神経」という心臓や呼吸などの働きを調整している神経があります。ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、頭がぼーっとしたり、夜に眠れなくなったりします。
 逆に自立神経を上手にコントロールできれば、普段以上の力を発揮することもできます。ココロとカラダの関係や自律神経のコントロールに関心があるなら、ぜひ一緒に勉強しましょう。

先生の学問へのきっかけ

 私は20年間、子どもや働く人たちの健康管理やカウンセリングを行ってきました。その中で、心身が健康な人であっても強いストレスを受けると体の病気になりやすいこと、逆に重い病気を患うと心も弱ってしまうことがありました。しかし、このような人々が、心と体のセルフコントロールを身につけたり、カウンセリングを受けたり、医学的な治療をしてもらうことで、早期に改善する様子も見てきました。そんな経験から心と体の関係に興味を持ち、健康管理とストレス管理の両面から、よりよい状態に改善する方法を研究するようになりました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

医療・福祉施設の健康運動指導士/運動施設のスポーツトレーナー/消防士/警察官/中学・高等学校の体育教員

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栗岡 住子 先生がいらっしゃる
桃山学院教育大学に関心を持ったら

 桃山学院教育大学は、桃山学院の2つ目の大学、全国的にも希少な「私立の教育大学」として、2018年4月から歩み始めました。
 桃山学院は、キリスト教精神に基づき、1884年に三一小学校、1890年に高等英学校、1902年には大阪初の私立中学校を開校しました。また、1959年には桃山学院大学を開学し、国内外で多様な教育機関と連携し、ネットワークを広げてきた伝統と実績を誇る大学です。
 新たな価値観を身につけ、人としての豊かな感受性を持つ、そのような力をつけることができる学びが、ここにはあります。

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