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講義No.08899

プログラミング的思考で問題解決

マウス操作だけでゲームをプログラミング!

 プログラミングというと何やら難しい言葉を並べていくという印象がありますが、大事な点は難解な単語ではなく、論理的なつながりを表現する点です。それはマウス操作で円と矢印を指定していくだけでもできます。例えば、1つの円の中にキャラクターの絵を指定し、また別の円に同じキャラクターの少し違う動きの絵を入れます。ここに矢印を入力して絵の表示の仕方を指定すれば、パラパラ漫画の要領で絵が動くようになります。さらに、クリックしたときに倒れたキャラクターの絵を表示させれば、簡単なゲームも作れます。こうしたソフトウェアを使えば、感覚的にプログラムを組むことができます。

制御プログラミングはきっかけと繰り返し

 この手法でロボットを動かすこともできます。例えば、ロボットに赤のボールは運ぶけれど緑のボールは運ばない、という動きをさせるとしましょう。センサーで色を感知させ、それを動作のきっかけにすれば、後は持ち上げる、運ぶといった動作を組み合わせていくだけです。複数のボールを運ぶならば、1つのボール運びを単位として、それをどのように繰り返すのか、その繰り返しをどのような条件で終わらせるかを考えることになります。

プログラミング的思考とは?

 条件付けをすることで動きを変える、動作の単位を整理して組み合わせる、これがプログラミングの基本です。通常のプログラミング言語を使わずにプログラミングを学び始めたとしても、それさえきちんと踏まえていれば、どのような言語でもプログラムを組めるようになります。重要なのは言語ではなく、この論理的思考と組み合わせの考え方です。これはプログラミング的思考と呼ばれ、ソフトウェア開発だけでなく、さまざまな問題解決にも役立ちます。そのため、複雑になった情報化社会では、このような考え方を養うことが重要となっています。

参考資料
1:消防車が左右に動くアニメのプログラム
2:赤いボールを集めるロボットのプログラム

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この学問が向いているかも コンピュータ科学、情報科学

成蹊大学
理工学部 情報科学科 教授
岡本 秀輔 先生

メッセージ

 世の中の発展を見据え、それに合わせたソフトを生み出していくのがソフトウェア開発の仕事です。終わりなき戦いかもしれませんが、コンピュータがある限り存在する仕事だと言えるでしょう。どういうものをどれくらいの期間で作れるかを見通すことが開発の鍵を握っています。
 今やコンピュータもソフトウェアもかなり複雑化していますが、その本質といえるものはあまり変わっていません。この分野に興味があるなら、物事を整理し、シンプルに本質をとらえる力を培いましょう。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から、何かを仕掛けたら何かが動くという仕組み作りが好きでした。情報系に進んだのは環境によるところが大きかったと思います。パソコンが世に出始めた頃から、兄のパソコンを借り、気がつけば電話を使って遠くのコンピュータでプログラムを動かしていました。物事を整理するのも好きで、熱中する性格と合わせてIT技術者・教員に向いていたのでしょう。ただ別の道に進んでいても、それはそれでなんとかなったでしょうから、自分のいる場を楽しもうと努める姿勢が今を決める大きな要素だったと思います。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

大学理工学教員/IT企業システム開発/さまざまな業種のITエンジニア/中学高校数学教員

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岡本 秀輔 先生がいらっしゃる
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 成蹊大学は、経済学部※・経営学部※・法学部・文学部・理工学部からなる総合大学です。文系・理系のすべての学生が4年間、緑豊かな吉祥寺のキャンパスで過ごすので、所属学部以外の友人との交流や学年を越えたネットワークづくりも可能です。また、先生との距離が近く学生一人ひとりの個性を尊重する少人数教育やキャリア教育が充実しています。さらに、2020年度より、各自が自分の興味関心やニーズに沿った学習を進められるよう副専攻制度を設けます。詳細は成蹊大学ホームページをご確認ください。 ※2020年4月設置構想中

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