経営学、人材マネジメント、組織行動論
東京都立大学(旧・首都大学東京)
経済経営学部 経済経営学科 准教授
西村 孝史 先生
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人が企業の中で成果をあげるために必要な要素は、「能力・意欲・ベクトル」の3つで、しかもこれらは掛け算で考える必要があります。掛け算なのは3つのうち1つでも欠ければ、企業にとって大きな成果は望めないからです。「ヒューマンリソースマネジメンント」はこれらに働きかける学問です。ヒューマンリソースマネジメントは、細かい違いはありますが、大学によっては人材マネジメント、人的資源管理論などと言われます。この学問は企業だけでなく、部活動や学級活動、アルバイトの場面にも役立ちますから、ぜひ学んでみてください。

私は大学で経済・経営学を学び、大学院で「経営組織論」を研究しました。働く人にとって、より良い組織のあり方とはどういうものなのかに興味があったからです。就職では経営組織論の研究を生かそうと企業に入り、人事部に配属されました。人事部ではさまざまなことを経験しましたが、大きな組織だったので仕事のやり方を少し変えるにしても、一人の社員の力ではなかなか上手くいかないもどかしさがありました。それなら研究者になって外から組織を動かす力を持とうと考えて退職し、人材マネジメントの研究者としてスタートを切ったのです。

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