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講義No.08544

インドネシアから見えてくる国際社会の課題

インドネシアってどんな国?

 インドネシアは1万8000以上もの島々によって成り立つ共和国で、人口は日本の2倍の2億5千万人余りです。1945年にオランダから独立宣言をし、抗争の後49年に正式に独立を認められました。経済的な利点は、資源(石油、天然ガス)の豊富さ、安い労働力、インド洋と太平洋に挟まれた海路、そしてバリ島などの観光資源が挙げられます。
 実は、第二次世界大戦中、一時大日本帝国がインドネシアを占領していたことがありました。オランダからの独立のために残留日本兵が共に戦ったので、今でも独立記念日のお祝いにはその日本兵の子孫たちが招かれています。日本とは歴史的にも経済的にも友好的な関係にあり、日本企業もたくさん進出しています。

テロ対策に力を入れているインドネシア

 インドネシア国民の多くはイスラム教徒です。その一部が過激化して、いくつかのテロ事件が起こりました。インドネシア政府は、暴力行為に走るイスラム教徒は国の一体性を乱すとして、テロ実行犯をこれまでに約1500人を逮捕・拘留しています。さらにテロを未然に防ぐ法律を作り、組織的、政治的に社会に恐怖を流布する行為をした場合、取り締まることとしました。ただ、過激な思想を持っているだけでは処罰できません。爆弾を作る、武器を所持するといった明確な基準を設けることが重要です。この法整備によってテロ行為は目に見えて減りました。インドネシアは「テロリストを育てない国」として国連をはじめ少しずつ世界的に認識されるようになっています。

国の一体性を保つために

 インドネシアは島国で民族も言語も多様なため、国家としての一体感、国への帰属意識を高めるためにさまざまな努力をしています。独立記念日にはパレードをして国歌をうたい国旗を掲げる習慣がどこにいっても根付いていることがわかります。教育の現場でも国に対する忠誠心について学ぶことが徹底されています。国民のアイデンティティを重視することで、国家としてのまとまりを維持しているのです。


国際社会による紛争解決の努力とその課題

この学問が向いているかも 政治学、国際関係学

東洋英和女学院大学
国際社会学部 国際社会学科 教授
河野 毅 先生

メッセージ

 毎日、ニュースを見ると戦争は世界各国で起こっています。日本にいると実感がわかないかもしれませんが、日本から一歩出ると、いろいろな国が戦争や紛争をしている世界に私たちも住んでいるのです。私たちの平和な日常がいったいどんな経緯でできているのか、紛争や戦争に国際社会はどのように対応しているか、考えてみませんか?
 戦争や紛争をなくし、平和のために努力をしている「国連」について、政治学・国際関係学を通じて一緒に学んでいけたらと思います。

先生の学問へのきっかけ

 高校生のとき、アメリカの音楽が好きで、アメリカ文化からずいぶんと影響を受けました。
 大学は法学部政治学科に進みました。そして、アルバイトもしながら自分自身の社会での役割について少しずつ考えるようになりました。気になったのは戦争や革命など、個人ではコントロールできない大きな社会変動についてでした。
 アメリカに留学し、戦争や紛争について今までに経験したことがないくらいに学びました。そして政治学と国際関係の研究にたどり着きました。
 アジア各国の日本国大使館で働いた経験も現在の研究につながっています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

航空会社キャビン・アテンダント/雑誌編集者/地方公務員/リース会社営業など

大学アイコン
河野 毅 先生がいらっしゃる
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 学院創立130年の歴史と伝統、建学の精神「敬神奉仕」を受け継ぎ、キリスト教を基盤に、思いやりの心と国際性を兼ね備えた女性を育成する教育を実践しています。横浜校地の広大なキャンパスには、豊富な資料を備えるレンガ造りの図書館や、毎日の礼拝にも使用される礼拝堂があり、これらは「本学らしい」特徴的な建物です。そのほかにも本格的なゴルフ練習場、自由に利用できるトレーニングルーム、温水プールといった運動施設が充実しており、文具・雑貨などの品ぞろえが充実したコンビニもあります。ぜひ一度、足をお運びください。

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