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講義No.08499

ファッションの歴史を読み解く! ~西洋服飾文化史~

ファッションの歴史はヨーロッパにあり!

 洋服の歴史は古代ギリシアの時代にまでさかのぼることができます。そもそも洋服というのはヨーロッパの服なので、ファッションの世界をめざしたいのであれば、ヨーロッパの服飾文化を学ばなければなりません。服はその地域の文化や社会、宗教などと密接につながっています。例えばキリスト教文化は、洋服の歴史にとってとても重要です。また、イスラム教はイスラム教で、全然違う衣服文化を持っていることはイメージできるでしょう。

宗教の影響を受けた中世の服

 今の服はジャケットを考えてみても、袖があったりポケットがあったりしてすごく複雑なつくりをしています。しかし古代には一枚の布を巻きつけていただけでした。また男性の服と女性の服も、最初ははっきりとは分かれていませんでした。それが古代の多神教からキリスト教の時代に変わっていくところで、服飾の文化のとらえ方がガラリと変わります。そして、中世ぐらいからは、例えば男性はズボンに、女性はスカートになっていきます。つまり、ファッション自体が性別を意識した表現になっていくのです。キリスト教文化では、「女性は脚を隠しなさい。男性は逆に、立派に、魅力的に見せなさい」という考え方があらわれてきます。

大衆・庶民が活躍する近代の服

 近代になるとまた社会の構造が大きく変わります。それまでは王侯貴族のための時代でしたが、市民の時代になって、もののあり方自体が変わってくるのです。そして現代の生活文化は19世紀にできてきたと言われていますが、ファッションも大衆のためのものとなってきて、デザインが大きく変わります。
 例えば女性の装いは、動きやすい機能的な服に変わります。それまでぎゅーっと腰回りを締めていたコルセットが消えていくのです。これは女性の社会における存在自体が、大きく変化したことのあらわれでもあります。そして20世紀になると女性の服飾文化に革命を起こしたシャネルが登場してくるのです。

現代ファッションが生まれたとき

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流行ファッションによる健康被害

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ファッション革命

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現代ファッションが生まれた時

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この学問が向いているかも 被服学

杉野服飾大学
服飾学部  准教授
鈴木 桜子 先生

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メッセージ

 ファッションに興味を持って大学や学校を選んだり、仕事にしていきたいと考えているのであれば、ファッションの将来がどうなっていくのか考えてみてください。その将来こそ、これからあなたが担っていくわけですから!
 そのためには、例えば歴史の勉強は必須です。現代を知るためには過去を振り返らなければなりませんし、未来もまたその歴史の蓄積の上に出来上がっていくからです。未来は誰にもわかりませんが、理想も含めて、これからどうなっていくのか考えることはとても楽しいですよ。

先生の学問へのきっかけ

 はじめてファッション雑誌を手にしたのは中学生の頃で、モデルの女の子に憧れ、「自分もあんな服が着たい」と夢見てファッション雑誌を基に自分で服をつくったこともありました。
 大学に入学し被服学科で授業を受け、興味を持ったのは洋服の「歴史」でした。また、建築やグラフィックなども含め、身の回りのデザイン全般に興味があり、別々に研究されていたそれぞれの分野の歴史が、相互に関係しあっていることに気づきました。ファッションは、時代によって、宗教、社会、芸術などさまざまな分野から影響を受けて変わってきたのです。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

ファッションデザイナー/テキスタイルデザイナー/バッグデザイナー/パタンナー/ファッションアドバイザー/バイヤー/ファッション企画・営業/縫製/衣装・スタイリスト/高等学校教員・中学校教員

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鈴木 桜子 先生がいらっしゃる
杉野服飾大学に関心を持ったら

 杉野服飾大学、杉野服飾大学短期大学部は、伝統ある服飾教育とともに幅広い教養と芸術的な感性を養うための授業科目でカリキュラムを編成し、学生の皆さんの学習意欲に応えるため、大学は7コース、短大は3コースを設定してファッション教育の創造に取り組んでいます。また職業意識や就職率向上のため「就職カルテ」を作成し、就職実践力アップの新たな取り組みもはじめ学生1人ひとりに対応したきめ細かい指導も展開しています。

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