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講義No.08241

「話せる」英語力を磨く学習法

知識だけでは英語は話せない

 英語を話せるようになるにはTOEIC(L&R)で高得点を取れば(取る努力をすれば)いいのでしょうか? 残念ながらこのテストでは、会話力は測定できません。言いかえれば、TOEIC(L&R)での高得点は流暢(りゅうちょう)な会話力を保証するものではないのです。900点をクリアしても自由に会話ができない人はたくさんいます。その理由は「理解できる」英語力があれば、点数は確保できるからです。

音読と暗唱で話せる英語を磨こう

 英語で思うように自分の思いを表現するには、基礎となる文法が身についていなければなりません。それには、中学校で学ぶ基礎文法(構文)を、まず体に染み込ませることです。方法は極めて単純です。文法を織り込んだ例文を何度も音読し暗唱することに尽きます。
 ただし、単なる「暗記」作業ではありません。「この内容ならばこの文法(型)だ」と反射的に瞬時に英語が出てくるところまで練習しなければなりません。型を体得したら、あとは場面や目的に応じて語彙を替えて応用すればいいのです。音読・暗唱の繰り返しは、とても地道で退屈です。しかし、生きた英語を使いこなすためにはこれ以外に方法はありません。「頭(知識)だけではなく体に型を徹底的に染み込ませる」、英語の達人たちは皆この事実を理解し、実践しています。

英語を血肉にする多読法もお勧め

 日本に居ながら英語力を高めたいなら、英語を学ぶ外国人向けの「Graded Readers」(易しい英語で書かれた本)をたくさん読む多読法もお勧めです。まず自分の英語力に適した好みの本を選び、「辞書を引かない」「訳さない」「飽きたら取り替える」の3原則を守って読みます。1行でも1ページでも多くの英文に触れ、単語や文法の使い方に慣れ、語感を高めることがポイントです。英語に限らず、外国語を体得するのは決して簡単ではなく、近道はありません。それだけに、身についたときの達成感はたいへん大きいのです。


この学問が向いているかも 英語学、英語国際学

関西外国語大学
英語国際学部 英語国際学科 教授
江平 英一 先生

メッセージ

 あなたがワクワクするほど好きなもの、好きなこと、好きな有名人を思い浮かべてください。それらについて、インターネットで検索すると、英語で書かれたたくさんの情報が手に入ります。これが自律的・自主的な英語学習の始まりです。
 自分が興味をひかれる事柄や憧れの対象についてなら、辞書や文法書を頼りに内容を理解するのも苦ではないはずです。決められた教科書を読むよりもずっと楽しく勉強できます。「好きこそものの上手なれ」と言いますが、それは英語学習にもあてはまるのです。

先生の学問へのきっかけ

 とにかく英語が大好きで、学生の頃は学校の授業だけではなく、自分で英語の学習方法を探ろうと、市販の学習書や参考書を手当たり次第に読みました。
 その中の一冊に書かれていた「多読法」、つまり英語で書かれた本をたくさん読むことで英語を身につける方法に心が動かされました。そして英語学習者向けに書かれた洋書を探して読み進めるうちに、読めば読むほど英語の語感が高まって、自分の血となり肉になっていく感覚を味わいました。
 この方法は、現在も大学の講義にも組み込んで学生を指導しています。

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江平 英一 先生がいらっしゃる
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 「国際社会に貢献する豊かな教養を備えた人材の育成」と「公正な世界観に基づき、時代と社会の要請に応えていく実学」を建学の理念とし、国際社会で活躍できる人材の育成を行っています。世界55カ国・地域393大学と協定を結び、年間約1650人の学生が留学を実現しています。留学中の費用をサポートするスカラシップの制度も大変充実しています。
 なお、学内には約30カ国から年間約750名の外国人留学生を受け入れ、学内でさまざまな国際交流プログラムを提供しています。

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