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講義No.07867

ホスピタリティで未来と笑顔を創る「建築・インテリアデザイン」

建物内部の設計者「インテリアデザイナー」

 建物に求められる姿は、時代によって変化します。ユニークで奇抜なデザインが好まれる時代もあれば、現在は天然木や漆喰(しっくい)などの自然素材を使った、ナチュラル志向のデザインが好まれています。また、コンピュータを使った3Dcadにより、今までは不可能だった設計も可能になりました。例えば、主柱をなくして細い柱を組み合わせ、広い空間を作ることもできます。インテリアデザイナーは建築家と協力し、設計段階から関わって、人が快適に感じられる空間作り(=ホスピタリティ)をします。いわば「建物内部の設計者」と言えます。

古い建築をリノベーションで再生

 日本では20~30年ほど前に住宅や施設の建設ブームがありました。現在、それらの建物は老朽化・陳腐化が進んでいて、手を加えて再生させる「リノベーション」が増えています。リノベーションではインテリアデザイナーの手腕が大きく発揮されます。例えば、離島のリゾートホテルや商店街の古い店舗をリノベーションする場合、ただ建物をキレイにするだけではありません。その土地の歴史や文化・伝統を研究してデザインに取り入れ、古い部分を上手に生かすことによって再生します。そうして生まれ変わった建築物には「そこでしか出合えないもの」という大きな付加価値が生まれるのです。

建築の存在が社会を変える!

 インテリアデザインは、空間を「大きなアートボックス」と考え、柱の位置や天井の高さ、壁の色、採光などを考慮し、ホスピタリティ性の高い「空間」という作品を作ります。発想の引き出しを多くするには、実際に建っているさまざまな建築物やアート作品を、質感まで含めて鑑賞することも大切です。
 建物を建てたり、リノベーションすると、街の雰囲気や環境にも変化が表れ、人が集まってにぎわいが生まれ、地域再生・まちづくりにつながります。インテリアデザインは「その建築を作ることで、社会や生活、暮らしがどう変わり、良くなっていくか」を常に考え、未来や笑顔を創る仕事なのです。


この学問が向いているかも 建築学、造形学

名古屋造形大学
造形学部 造形学科 建築・インテリアデザインコース 准教授
溝口 周子 先生

メッセージ

 私は建築インテリアの実務業界に永く携わってきました。設計した作品は自分の子どものようなもので、その作品が竣工(しゅんこう)して、お客様に引き渡すときは、自分の子どもが親元を巣立っていくような感動があります。
 いま、社会では、ホスピタリティのある空間が求められ、自然に対しても敏感なインテリアが、これからも増えていくと思います。建築は、50年後、100年後も社会に残る責任のある仕事です。だからこそ社会を変え、未来や笑顔を創れる夢のある職業です。

先生の学問へのきっかけ

 小さな頃から立体物を工作することが好きでした。高校生になると、快適な空間づくりや暮らし方への関心が高まり、「建築やインテリアの世界に入りたい」と思うようになりました。そして、大学で建築を学び、設計事務所に入ってからは、実務でインテリアを担当していました。そんな社会での経験を生かし、実践的な技術や知識を若い世代に伝え、社会で活躍する人材を送り出したいと思い教員の道に進みました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

建築設計事務所建築家・インテリアデザイナー/官公庁都市計画/内装設計施工会社デザイナー

大学アイコン
溝口 周子 先生がいらっしゃる
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 クリエイティブな国に生まれたあなたへ
 名古屋造形大学は知性と感性を磨く、創造力豊かな人材を育成します。そのため、アートからデザイン、建築・インテリアやジュエリー、マンガ、イラスト、アニメーションを網羅する「9コース」を設置し、“学生ひとりひとりが自ら考え、創作すること”を大切にしています。指導は第一線で活躍するアーティストやデザイナーたち。名古屋造形での4年間は“アート・デザイン”と“社会”のつながりを意識し、「地域へ・世界へ」あなたの造形表現を発信するチャンスを広げていきます。

※夢ナビ講義はそれぞれの先生の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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